こんにちは、タイの晩ごはんです。
タイの魅力と言えば、やっぱりローカルフードが手軽に食べられる屋台ですよね。
しかしタイのローカルフードをさらにディープに味わいたのであれば、タラート(市場)に行くのが一番です。
タラートには野菜や肉類、衣服を扱う店も並んでいるのですが、やっぱり中心になるのは食べ物を扱うお店。
屋台が小腹が空いた時にちょっと食べたいものが売られているのに対し、タラートは文字通りタイ人の台所としての役目を果たしています。
台所が無い家も多いタイでは、仕事帰りにタラートでその日の晩ごはんを買って帰る人も多いのです。
実際に屋台は朝から夜までやっているのに対し、タラートは夕方限定のことが多い。
その辺は、しっかりと棲み分けられているんですね。
タイ人にとっては欠かすことのできないタラートですから、どんな街にも必ずタラートを見つけることができます。
当ブログでもこれまで何度も、そうしたタラートをお伝えしてきました。
正直、タラートに並んでいる食べ物にそこまで大きな違いはないのですが、それでも新しいタラートを見つけると、ついつい覗いてしまいます。
この日訪れたのは、バンコク郊外のとあるショッピングモールに併設するタラート。
夕方にはまだ早い時間ですが、老若男女、大勢の人が訪れています。
出ました、フルーツの王様 ドリアン!
ドリアンは雨季に入るこれからがまさに旬で、タイ人も大好物。
特にノンタブリー産のドリアンは有名で、この屋台のもそうでした。
自分の気に入ったドリアンを切ってもらうほか、パックに詰められたものも販売されています。
スイカを選ぶ時のように、地元のおばちゃんがドリアンをポンポン叩いて見極めている様子も微笑ましい。
そんなタラートの中で、ひときわ目を引いたのがこちら。
たまたま店を開くタイミングで見かけたのですが、なんと営業前から皆さんグルリと列をつくって待っているんですよね。
これは、美味しいに違いない。
自分のその列に並びました。
様々なおかずが並んでいて、壮観。
こういった店ではおかずを買うだけではなく、白ご飯に乗せてその場で食べることも可能です。
おかずは1品40B(≒¥160)、おかず乗せご飯は2種類乗っけて40~50B(≒¥200)くらいが相場のお値段。
おかずを2~3種類とご飯を買えば(白米だけ売っている屋台もあります)、立派な夕食になるというわけ。
目移りしてしまいますが、この日は春雨炒めを頂戴しました。
お皿に盛ると、かなりのボリューム。
具も木耳や青菜、セロリ、鶏ひき肉などが入っていていかにも美味しそうです。
味はタイのお醤油、シーユーカオがベースなので全く辛くなく、日本人にも食べやすい味。
セロリの葉っぱの香りが鼻から抜けていくのが楽しいですね。
酒のつまみにも、ご飯のおかずにもなる一品。
そしてこちらは、タラート内の別の屋台で見つけた焼売です。
大きな焼売が9個で50B(≒¥200)という、お値打ち品。
この大きさが伝わりますか?
お箸で持っても、ずっしり重いんです。
中もこのように、ひき肉がミッシリ。
日本人なので酢醤油と辛子でいただくと、もうたまらない!
お肉の旨味が口の中に広がって、噛みしめるほどに、口の中が逆に焼売に占領されていく。
これはもう、ビールですよ。
ビールで洗い流して口の中を自分のもとに取り戻しても、すぐに次の焼売を口に入れたくなる。
焼売に完敗です。
一見すると同じように見えるタラートも、やはりタラートごとに個性がある。
タイにお越しの際には屋台だけではなく、タイの食文化をダイレクトに感じられるタラートにもぜひ飛び込んでみてください。
今日もごちそう様でした。