こんにちは、タイの晩ごはんです。
バンコクは連日40℃近い暑さが続いています。
しかしタイはこれから様々なフルーツが旬を迎える、果物好きにはたまらない時期とも言えます。
今回は、そんなタイのフルーツの中でも日本ではほとんど知られていない、マプラーンをご紹介しましょう。
上の写真のように、マプラーンは見た目がビワにそっくり。
タイに来たばかりのころはマプラーンを見かけて、「タイにもビワがある!」とはしゃいだものでした。
しかし、ビワとマプラーンは全くの別物。
ビワがバラ科の果物である対し、マプラーンはウルシ科で、マンゴーの親戚にあたります。
そのため、マプラーンは英語名でプラムマンゴー、現地の人はベイビーマンゴーと呼んだりもします。
マプラーンはウルシ科のため、かぶれ防止のために皮は少し厚めに切りましょう。
真ん中に大きな種があるのはマンゴーと一緒です。
そのままかぶりついてももちろん良いのですが、写真映えを考えてカットしてみました。
マプラーンの食感はプリンとしていて、少しヌットリとしたマンゴーのそれとは一線を画します。
味わいは甘みが強く、酸味はごくわずか。プラムやマンゴーというよりも、甘みがしっかりした杏のような感じでしょうか。
このマプラーン、タイの中では高級フルーツに分類され、キロあたり100~150B(≒¥350~525)ほどします。マンゴーはその半分以下の値段で買えますから、いい値段ですよね。
そしてこのタイにはマプラーンにそっくりな、マヨンチットというフルーツも存在します。
左がマヨンチットで、右がマプラーン。このように、見た目で両者の違いは判別つきません(画像はbangkokbiznewsより拝借しました)。
マヨンチットはマプラーンよりもさらに高級で、キロ300B(≒¥1,050)を超えることもあるとか。
マプラーンを改良して生み出されたのがマヨンチットで、一般的にはマヨンチットの方が酸味が強いんだとか。
どうしてわざわざ品種改良をして酸味の強いフルーツをつくり、さらにそれが値段もより高いのかと言うと、タイ人は単純に甘い果物よりも甘酸っぱいフルーツを好むからなんだそうです。
甘み・辛味・酸味などの様々なフレーバーが一体となった料理の味わいを好む、タイ人らいですね。
ただ、日本人にはマヨンチットよりもマプラーンのほうが好みに合うかもしれません。値段もマプラーンの方が安いし。
マプラーンもマヨンチットも2~4月が旬で、この時期だけのフルーツ。
コロナのために今は難しいでしょうが、来年タイを訪れれるようになってマプラーンを見つけたら、ぜひその味わいをお試しください!
今日もごちそうさまでした。