こんにちは、タイの晩ごはんです。
朝、出勤する妻を送るためにコンド内のエレベーターを待っていると、小学校1年生くらいの女の子が親から20バーツ札をもらってワイ(手を合わせるお辞儀/お礼のポーズ)をしているのを見かけることがあります。
これは何のためのお金かというと、学校でおやつを買うためのお小遣い。
タイのほとんどの子どもたちは毎日お小遣いをもらって、学校でおやつを買って食べるのです。
初めてこの話を聞いたときには、ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
だって、日本では学校へのおやつの持ち込みはもちろん、下校途中の買い食いも禁止されていましたよね?(今の時代はどうか分かりませんが)。
ところが、タイでは学校でおやつを買って食べるのが当たり前。
学校の周りにおやつやアイスを売る屋台があるのはもちろん、学校内でも買えるんだとか。つまり、学校公認というわけです。
我々日本人からするとちょっとビックリする話ですが、お腹が空いて集中力を切らさないようにおやつでチャージするんだ!というタイ人の意見を聞くと、なるほど、そういう考え方もあるんだ、と納得させられます。
逆にタイ人からすると、日本の決まりがすごく変に感じるそう。
「どうして学校でおやつを食べちゃいけないの?」
確かに、面と向かって「なぜ?」と聞かれると、明確な答えを持ち合わせていない。
子供にお金を持たせるのは危ないとか、学校は勉強するための場所だからだとか、我慢を学ばせるためだ、という意見を聞くこともありますが、どれも弱い。
- お金を持たせるは危ない→でも給食費とか文房具を買うためとか、子供にお金を持たせる機会は色々ありますよね?
- 学校は勉強するための場所→職場でもおやつ食べますよね?
- 我慢を学ばせる→ほかにやり方はあるんじゃない?これだと、「待った」を教えるペットと一緒でしょ
こう考えると、「そういう習慣だったから」としか、言いようがないですよね。
学校でもおやつを食べるのが当たり前のタイ人。街なかに屋台が並んで、ご飯時以外でも小腹が空いたら適当に買って食べるというタイの習慣は、子供時代から育まれているわけですね。
文化の違いって面白い。
日本では常識だと思っていたことが簡単に覆されるのが、海外で暮らす面白さの一面だったりもします。
皆さんは、海外でどんなカルチャーショックに面食らいましたか?