タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

なぜソンクランにアロハシャツを着るのか?

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こんにちは、タイの晩ごはんです。

ここタイは、ソンクラン休暇に突入しました。

コロナ明けで久々に水かけ祭りも解禁されるということで、現地に住む身としては若干戦々恐々としております。

そんなソンクラン期間中に街なかでよく見かけるのが、アロハシャツです。

上の写真のようにソンクランの1週間ほど前から、スーパーの店員さんやコンドのスタッフさんたちを始めとして、アロハシャツを着る人が増えるのです。

 

どうしてタイでアロハシャツ?

しかもソンクランの時期に限って?

 

とずっと疑問だったので、タイ人の奥さんを持つ友人にその理由を聞いてみました。

 

「う~ん、どうしてかはよく分からないけれど、花柄だからじゃない?」

 

あっなるほど!と思いましね。

というのも、外国人にとっては「ソンクラン=水かけ祭り」というイメージが強いですが、タイの人たちにとってはお正月。

元々は仏像や年長者に敬意を示したり、お清めの意味で水を(少しだけ)かけていたのが水かけ祭りの始まりとされています。

そしてそれらの仏像には、カラフルな花で飾り付けを行う。

タイではプアンマーライという花飾りを仏像に捧げる習慣がありますが、お正月であるソンクランにはより一層、華やかになります。

そういうこともあってからか、タイでは昔から1年の始まりには花柄を着る習慣があったようで。

つまり、ソンクランにあえてアロハシャツを着ているというよりも、花柄のシャツを追い求めていったら、アロハシャツに行き着いたということではないでしょうか。

アロハシャツって花柄が多いですしね。

暑いタイにもピッタリ合っている。

 

というわけで、タイの人たちがソンクランにアロハシャツを着るのは、「アロハというよりも花柄のシャツを着たいから」ということで、一つよろしくお願いします。