タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

名古屋人のソウルフード?ラーメン福はどこかホッとするラーメンだった

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こんにちは、ラーメン大好きタイの晩ごはんです。

ここバンコクでもタイラーメン(クイッティアオ)はもちろんのこと、日本のラーメンを食べることはできます。

ただやはり、日本に一時帰国したらラーメンを食べたい!

ということで、やってきたのは名古屋人のソウルフードとも言われている(らしい)、「ラーメン福」です。

名古屋在住の友人に勧められて訪れたのが、ここラーメン福の土古店。

見た目は、ロードサイドでよく見かけるラーメンチェーン店です。

しかしラーメン福は今年で創業45年という老舗のラーメン屋さんで、名古屋人で知らない人はいないんだとか。

しかも本当に偶然ですが、この土古店は本店なんだそう。

店内はカウンターのみで、厨房と向かい合うというストロング・スタイル。

平日の昼時ですが、店内には順番待ちの人も5~6人はいたでしょうか。

店主が威張っているタイプのラーメン屋さんは正直、苦手なんですが、ここは大丈夫でしょうか?

注文は店内の食券機で行います。

メニューは、公式HPからお借りしました。

今どき、ラーメン650円というのはすごいですね。

こちらが、サイドメニュー。

回数券があるのはモーニング文化が発達している、いかにも名古屋っぽい。名古屋の喫茶店では、常連さんの回数券が店先にぶら下がっているのを良く見かけます。

このラーメン福ではラーメンが650円なだけではなく、なんと無料で野菜多め(ネギともやし増量)の注文が可能です。

というわけで、やってきたのがこちら。

ラーメン(並)に、野菜多め。

確かに、このもやしの量は迫力があります。

もやしをかき分けてすくい上げた麺は、中太のストレート麺。自分も好きなタイプの麺です。

同じくもやしの中に隠れていたのが、このチャーシュー。

薄くて物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、自分としてはこのくらいがちょうどいい。ラーメンの主役は、あくまでも麺とスープ。しかもこのチャーシュー、量も結構あるんですよ。

スープは豚骨ベースに、野菜の甘味が染み込んだ優しい味。このスープに自家製というストレート麺がよく合います。

美味しい。

テーブルサイドには、各種調味料も備えられています。

ラーメン福のスープはあっさり目の優しい味なので、途中にこれらの調味料を加えて味変をすると、幾通りもの味を楽しめます。

この日はラーメンタレを加えて濃いめにしたスープを味わった後、これもラーメン福のイチオシだというスタミナ辛子でガツン!とした味にして〆ました。

このラーメン福、もちろん初めて訪れたのですが、どこか少し懐かしい…。どうしてだろう?と考えてみると、「寿がきや」のスープにちょっと似ているんですね。

全国チェーンの寿がきやですが、発祥はここ名古屋。もしかすると、名古屋の人はこの優しめの味わいの豚骨ラーメンスープが好きなのかもしれない。

と思ったのは、もう一軒訪れた「岐阜タンメン」のラーメンをいただいたからでした。

岐阜タンメンは文字通り名古屋発祥のタンメンなのですが、東海地方を中心にチェーン展開しており、名古屋の人も大好きなんだそう。

そしてこの岐阜タンメンのスープも、塩豚骨ベースの優しめの味わいなんですよね。

名古屋人のDNAには、この系統のスープを求める要素が刻み込まれているのかもしれない…。

岐阜タンメンも美味しかったですが、個人的にはラーメン福の方がお気に入りです。

 

650円でしかも野菜マシマシの美味しいラーメンがいただける、ラーメン福。

初めてでもどこかホッとするその優しい味わいは、見た目は派手でも倹約家という、名古屋人の気質をよく表しているようにも思えました。

名古屋にお越しの際にはラーメン福でぜひ、”名古屋のラーメン”を味わってください!

 

今日もごちそうさまでした。