こんにちは、カオマンガイ大好きタイの晩ごはんです。
最近は外で食べるだけでは飽き足らず、家でもちょくちょくカオマンガイを作っているのですが、どうも満足できる仕上がりにならない。
試行錯誤を続ける中でたどり着いたのが、パクチーの根っこで出汁を取る作り方でした。
というのもタイのローカルスーパーではこのように、パクチーの根っこだけを売っているんですよね。
どうしてだろう?
気になってネットで調べてみたら、タイではパクチーの根っこで出汁をとるというじゃないですか!
カオマンガイはもちろん、トムヤンクンなどタイのスープ系は基本、パクチーの根っこで出汁をとるんだそうです。
ガーン。
もっと早く教えてほしかった…。
それはともかく、気を取り直して早速カオマンガイを作っていきましょう!
これが、パクチーの根っこ。
もちろん丸ごと買って、根っこだけ切り落としても問題ありません。
根っこについているドロは、金たわしなどを使ってきれいに落としましょう。
鍋に水を張って、パクチーの根をそのまま入れます。
沸騰したら弱火にして、コトコト15分ほど煮込みましょう。
これが、パクチーの根っこで取れた出汁。
パクチー独特の香りはほとんどありません。
味見してみると、これがほんとにパクチーの根っこだけで取れたの?と思うほどに良い出汁が取れています。
これは期待できそう!
根っこはまだ使い道があるので、捨てずに取っておいてください。
パクチーの出汁に鶏もも肉を入れて、再び強火。沸騰したら弱火に落として、15分ほど鶏肉を茹でます。
出汁で鶏肉を茹でるのと同時に、鶏肉の旨味を出汁に移していくわけですね。
鶏肉が茹で上がったら一度取り出して、出汁でご飯を炊いていきます。
そしてここに、ナンプラーを一回し垂らして下味もつけておきましょう。
水加減は通常通り。
ご飯を炊いている間に、タレを作ります。
今回作ったタレのレシピは次の通り。
- 出汁を取り終わったパクチーの根っこの緑の部分を刻んだもの
- 出汁大さじ1
- ナンプラー大さじ3
- 砂糖大さじ1
- オイスターソース小さじ1
- ごま油小さじ1
- 刻んだニンニクと生姜それぞれ一欠片ずつ
作りやすい分量を表示しているので、適当に調整してください。
ご飯が炊きあがったら、お椀を使ってお皿に盛り付け、その上に食べやすく切り分けた鶏もも肉を乗せ、上から軽くギュッと押さえつけたら完成!
見た目はいつものカオマンガイと変わりませんが…
なにこれ、美味しい!
いつものカオマンガイと全然違う!
パクチーの根っこと鶏もも肉の出汁がご飯に染み込んでいるのですが、それが非常に味わい深いんです。
これはまさに、お店の味ですね。
どんな料理でもそうですが、やはりしっかりとした出汁を取ることが美味しい料理に仕上げる一番の近道。
それはタイ料理でも変わりありませんでした。
最近は日本でも根っこ付きのパクチーが売られています。
決して難しい料理ではないので、ぜひ一度、パクチーの根っこで出汁を取った本格的なカオマンガイを作ってみてください。
今日もごちそうさまでした。