タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

タイでもコスパよくお刺身を食べる方法

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こんにちは、タイの晩ごはんです。

海外生活で最も恋しくなる日本料理といえば、やはりお寿司やお刺身でしょう。

ここタイ・バンコクでも和食レストランやフジスーパーのような日系レストランに行けば、いつでも美味しいお寿司やお刺身が食べられます(スシローもできましたし)。

ただ、こういったところはやはり高い!(スシローは別として)。

そこで今回は、タイでもコスパよくお刺身を食べる方法をご紹介したいと思います。

日本食好きのタイ人。彼らもお刺身を食べます。

彼らが一番好きなネタはなんといってもサーモンで、ローカルスーパーでも普通にサーモンのお刺身(だけ)は売っています。

ただし、やはり高い。 

上の写真のサーモンのお刺身1パックで257B(≒¥900)ですから、日本の感覚だと手が伸びないですよね。

ところが、こうしたスーパーではこんなものも売っています。

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サーモンのアラですね。

ちょっと大きなスーパーなら、お肉も魚もその場で切り分けてパックにしているところが多く、お刺身をそのようにして販売しているスーパーであれば、こうしたアラも出てくるわけです。

お刺身用のサーモンのアラですから当然、これも工夫次第でお刺身として食べられるのです。

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なるべく肉付きがよく、新鮮なものを選びましょう。

こちらは1パック77B(≒¥270)でした。

では、これを刺し身にしていきます。

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まずはキッチンペーパーの上に身を20分ほど並べて、余計な水分を吸い取らせます。

時間がない場合は、この工程は省いても構いません。

次に、身を刺し身にしていきます。

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こういう身は、切るだけでお刺身になります。

脂がたっぷり乗っていて、見るからに美味しそう。

斜めにそぎ切りにするようにすると、しっかりとした大きさになるのでオススメです。

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これはカマの部分ですね。

これも身の部分を削ぐように切り分けると、立派なお刺身に。

カマと皮の部分もしっかりいただきます。

油を引いていないフライパンに皮目の部分を下にして、中火の弱火でじっくりと焼き上げます。

しっかりと焦げ目がついたら裏返し、同じように焼き上げ、最後に醤油をチョロリと垂らしてあげるだけ。

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小骨がびっしりついている身と中骨の部分は、小さいフォークやスプーンを使って身をこそぎ落としていきます。

もちろん身はボロボロになるんですが、そこに小ねぎのみじん切りを加えて、包丁で軽く叩いて合わせます。

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はい、ネギサーモンになりました。

みんなが大好き、ネギトロも本来はこうやって作るんですよ。

残った中骨はこんがり焼いてから水で煮出すと、すばらしく美味しいダシがとれます。

こうして完成したのがこちら。

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身は均一にならないのでちょっと見栄えが悪いですが、しっかりとお刺身になりました。

皮目や骨周りの部分の身なのでむしろ、パックのお刺身よりも脂がたっぷりのっています。ほぼとろサーモンのような美味しさ。

ネギサーモンも、ネギトロに負けない美味しさ。子どもはこっちのほうが喜ぶんじゃないかな?

そして、皮とカマですよ。

カマが美味しいのはもちろんとして、サーモンの皮の炙りは絶品!

むしろ、鮭で一番美味しいのが皮の部分かもしれません。

海原雄山氏もこのように仰っています。

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もちろん、アラの部分からお刺身にするには一手間がかかります。

でも、その一手間さえ惜しまなければ、タイでもコスパよくサーモンのお刺身がいただけます。

今度スーパーでサーモンのアラを見かけたら、ぜひ安くて美味しいお刺身づくりにチャレンジしてみてください!

 

今日もごちそうさまでした。