こんにちは、ガジェット大好きタイの晩ごはんです。
仕事のお供に、Zoomでのミーティングに、そしてバイク移動中にGoogo Mapの音声や音楽を聴くためにと毎日活躍していたゲオの格安骨伝導イヤホンですが、自分の不注意で壊してしまいました(後に復活する)。
代わりに同じ骨伝導で音が良いと評判の、ShokzのOpenMoveでも買おうか…とリサーチ中に見つけたのが、今回紹介するOladance(オラダンス)です。
これが実際に購入して使ってみると、非常に良い!
というわけで今回は、実際に使ってみて感じたOladanceのメリット&デメリット、そしてタイでの購入方法をご紹介したいと思います。
Oladanceとは?
Oladanceは、クラウドファンディングで1億円以上の資金を調達したことでも話題になった、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
イヤーピースを耳に押し込むカナル型のイヤホンとは異なり、オープンイヤータイプのイヤホン(骨伝導もその一種)は耳をふさがないため、周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができます。
【Oladanceの特徴】
- 耳をふさがないオープンイヤー型
- 16.5mmのダイナミックドライバーを搭載した迫力あるサウンド
- 最大16時間の連続プレイが可能
- 耳にかけていることを感じさせない軽量(片側12.7g)&快適なデザイン
- タッチ操作で一時停止・曲送り・ボリューム調整などの操作が可能
Oladanceのメリット
ではここからは、実際に使ってみて感じたOladanceのメリットを見ていきましょう。
メリット①オープンイヤー型では断トツのサウンドクオリティ
Oladanceの一番のメリットは、オープンイヤー型であることを感じさせない迫力のサウンド!これにつきます。
骨伝導イヤホンは周囲の音を全く遮らず、日常生活と音楽が共存できる感覚が新鮮で、それが魅力でもあるのですが、その構造上どうしてもサウンドクオリティはそれなり…ということになってしまいます。
骨伝導イヤホンを使っているとそれに慣れてしまってあまり気にならなくはなるのですが、Oladanceと比較してみるとその差は歴然。
ゲオの骨伝導イヤホンだけではなく、ShokzのOpenMove、OpenProとも比べてみたのですが、もう迫力が全然ちがう。
一度Oladanceを使ってしまうと、骨伝導イヤホンには戻れなくなってしまいました。
では、Oladanceをカナル型のイヤホンと比べるとどうか?
イヤホンとしてのスタイルが全く異なるので、カナル型のイヤホンとOladanceを比べるのは正直意味がない…とは思っているのですが、それでも無理やり比べてみると次のようになります。
- カナル型イヤホン:音と直接つながる感覚
- Oladance:音に包まれる感じ
Oladanceは正確には「Oladance Wearable Stereo」という名称で、そもそもイヤホンというくくりではないのですね。
ウェアラブル・ステレオ。
つまり「身につけられるスピーカー」というわけで、まるで小型のスピーカーが自分の耳の周りに常時存在しているような感じ。
そのため、イヤホンというよりも、本当にスピーカーで音楽を聞いているような感覚です。
Oladanceはマイルドなサウンドなので、ずっと聞いていても疲れない。
もちろんオープンイヤー型なので、Oladanceで音楽を聞きながらも、周りの音がしっかり聞こえます。
これがとても大切なポイントで、PC作業中に音楽を流しながらも、周囲の状況をしっかり確認できる(ドアのピンポンや家族の呼びかけなど)。
Zoomでのミーティング時も、カナル型のイヤホンでは自分の声がこもってしまうのですが、耳を塞がないオープンイヤー型では自分の声もいつもどおりに聞こえます。
またバイクの運転中に、Google Mapの音声ガイドを聞くのにも非常に便利。周囲の音もしっかり聞こえるので、安全に運転できるのです(日本でも周囲の音が聞こえるならイヤホンを早着しながらの運転は合法です)。
気になる音漏れですが、Oladanceはオープンイヤー型なので当然、音漏れはします。
ただその音漏れも、ほとんど気にならないレベル。
通常のボリュームであれば、「あれ、何か鳴ってる?」と気がつくかどうかといったところ。
満員電車ではさすがに厳しいかもしれませんが、隣に座っているくらいではほとんど気にならないと思います。
メリット②:長時間装着しても疲れない快適さ
Oladanceは独自の設計によって、安定しつつも快適な装着感を実現しています。
実際にOladanceを装着すると、こんな感じ。
見た目は不安定そうなのですが、装着してみると重りによるバランスが抜群で頭を振っても全然ズレたりしません。
メガネをかけていても、ほとんど干渉しませんし、マスクをかけても(自分の場合は)大丈夫。
最初のうちはやはり違和感があって、長時間身につけていると耳の付け根のあたり(Oladanceのフックがかかるところ)が痛くなってしまいました。
ところが、装着方法を試行錯誤することによって、自分にピッタリにフィット感を得られる。
Oladanceの装着時には角度やあたりの感じを色々調整して、自分に合う装着方法を探ることをおすすめします。
自分の場合は「はめる」よりも「乗っける」感じがベストでした。
自分にピッタリの装着方法を見つけたら、日常生活の中でOladanceがズレたり外れたりすることもほとんどありません。
ただ念のため、バイクに乗るときにはこのようなストラップを使っています。
100均で売られている、マスクストラップで大丈夫でしょう。
まあ耳の周りはヘルメットでも覆われていることもあると思いますが、運転中の振動などでOladansが外れそうになったことはありません。
メリット③:専用アプリのイコライザーで自分好みの音質に変更可能
Oladanceは専用アプリをダウンロードして、イコライザーで音質を自分好みに変更することができます。
これは自分のセッティング。
低温をやや強めにして、高音も抜けるようにしています。
音の好みはそれぞれなので、このように調整できるのは嬉しいですね。
さらに、アプリではタッチジェスチャーの動作も変更できます。
【通常のタッチジェスチャー】
- 1回タップ:再生/一時停止
- 2回タップ:右-次の曲、左-前の曲
- 3回タップ:音声アシスタント
- スライド:前へスライド-音量アップ、後ろへスライド-音量ダウン
ただOladanceのタッチジェスチャーは感度が良すぎて、意図しないときに動作してしまうこともあるので、1回タップを切ってしまうのがおすすめです。
【おすすめのジェスチャー設定】
- 1回タップ:操作なし
- 2回タップ:右-次の曲、左-前の曲
- 3回タップ:再生/一時停止
- スライド:前へスライド-音量アップ、後ろへスライド-音量ダウン
こちらも、お好みで調整してください。
メリット④:1日中使えるバッテリー持ちの良さ
Oladanceはフル充電で最大16時間の連続再生が可能。
ということは、ほぼ丸1日使えるということ。
実際にOladanceをつけっぱなしにしていても、途中で電源が落ちるといったことはありません。
ゲオの骨伝導イヤホンは最大7時間、Shokzも6時間程度ですから、このバッテリーのもちの良さは特筆ものと言えるでしょう。
メリット⑤寝っ転がりながら使える
骨伝導イヤホンは首の後ろにアームがあるので、装着したまま寝っ転がったり、ソファに頭をあずけたりすることができないんですね。
ところがOladanceはワイヤレスイヤホンのような構造なので、頭の後ろがフリー。
寝っ転がってもソファに倒れ込んでも何も邪魔にならない!
骨伝導イヤホンで実は一番デメリットと感じていた部分が解消されたので、個人的には非常に嬉しいのです。
Oladanceのデメリット
では今度は逆に、実際に使って見えてきたOladanceのデメリットも挙げていきましょう。
デメリット①:充電ケースが別売り
Oladanceの一番のデメリットが、充電ケースが別売りということです。
この充電ケースを使うと、最大で78.4時間の再生が可能。
もちろん付属のケースでも充電はできるので、問題はないと言えばそうなのですが、専用ケースにもバッテリーを搭載すれば良いだけじゃん!と思ってしまうのですよね。
別売りケースの方がコンパクトなので、余計にこちらを標準搭載してほしかったと思わざるを得ません。
デメリット②:マルチポイントに非対応
Oladanceのもう一つの大きなデメリットが、マルチポイントに非対応ということ。
マルチポイント対応のイヤホンであれば、複数のガジェットに同時接続させることができます。
自分の使い方としては家にいる間はPCにつないで、外出するときにはスマホにつなぐ、といった風に完全に切り分けているのでそれほど大きな問題ではありません。ペアリングを接続し直すのがちょっと面倒なくらいかな(マルチペアリングには対応しています)。
ただしOladanceをPCに接続して音楽などを聞きつつ、スマホに着信した電話をそのままOladanceで受けたい、といったことはできないため、そうした使い方を想定している人には向きません。
Oladanceのレビューで「ホワイトノイズがする」といった声も見つけたのですが、自分が使っている限りでは聞こえたことはありません。これはもしかするとソフトウェアのアップデートで改善された可能性があります。もし可能であれば、マルチポイントもアップデートで対応させてください。お願いします!
Oladance日本での購入方法
Oladanceは現在、Amazonで販売中。オンライン専売で、ショップでの販売はない模様です。
Amazonでの販売価格は23,980円ですが、3,000円引きのクーポンが適用されるので20,980円で購入可能。
決して安いわけではありませんが、その価値は十分にあると実感しています。
タイでの購入方法は?
タイでも日本と同じく、オンライン専売。
しかし、タイのAmazonと呼ばれるLazadaで決して購入してはいけません。
というのも、自分が実際にLazadaのとある業者からOladanceを購入して、実際に届いたのがこちら。
石鹸やないかーい!
業者は返品を拒否した上で、欠品中のためとりあえずギフトとして送ったとぬかしておりましたが、それなら単純に返金処理すれば良いわけで。完全に悪徳業者です。
Lazadaに訴えて、無事にお金は戻ってきました。
というわけで、タイではOladanceの正規オンラインショップで購入してください。
とはいえECサイトを通さずに、直接オンラインで購入するのはちょっと怖い。もしくは、一度装着感や音を確かめたいという場合は、公式ショップのサイト(FBのメッセージ機能)で事前予約の上、下記の4ヶ所で落ち合って視聴、購入が可能です。
- Wongwian Yai, Tha Phra
- Siam Square, Silom
- Muang Thong Thani
- Bangna, Udomsuk
私もLazadaで懲りたので、サイアムスクエアで待ち合わせて購入したました。
タイでのOladanceの販売価格は5,490B。日本とほぼ変わらない価格ですね。
スタッフの方の対応も素晴らしかったので、対面での購入をおすすめします(簡単な英語ができれば大丈夫)。
まとめ
Oladanceはオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン、もといウェアラブル・ステレオのため、周囲の音を聞きながら、それこそスピーカーで聞いているかのように音楽を楽しむことができます。
カナル型のイヤホンだと長時間使用すると汗などで不快になってきますが、Oladanceならそんな心配もありません。
軽くてフィット感も抜群なので、装着しているのを忘れてしまうほど。
カナル型のイヤホンを長時間使用するのはしんどい…、でも骨伝導イヤホンのサウンドクオリティでは物足りない。という人には、絶対におすすめのOladance。
ぜひ一度、新感覚の音楽体験を楽しめるOladanceを試してみてください。
きっと、手放せなくなると思いますよ。