こんにちは、タイの晩ごはんです。
前回は大人のビーチリゾート、クラビのおすすめインドカレーレストラン「Tandoori Night's Restaurant」を紹介しましたが、もう一軒、おすすめのレストランをご紹介したいと思います。
そして実は、今回のお店こそが本命!
それが地中海料理レストランの、「sultan Ao Nang restaurant」です。
場所は、Aonang Villa Resortから歩いてすぐ。
ビーチも目の前です。
sultan Ao Nang restauran(SULTAN)はGoogoleマップでは「地中海レストラン」となっていますが、私たちがイメージする「地中海=イタリア・ギリシャ」ではありません。
レバント(シリア・レバノン・ヨルダン・パレスチナ周辺地域)の料理を提供するレストラン。
考えてみると、レバントも確かに地中海沿いですもんね。
こちらがお店の入り口。
レバント料理なんて、普段なかなか食べる機会がなので楽しみです。
ただSULTANには一つ、大きな問題があります。
それが、アルコールメニューがないということ。
イスラムなので、お酒は提供していないんですね。
ただそれは困るので、入り口のところにいる呼び込みのスタッフ(上写真右の男性)にお酒を持ち込みしていいか聞いてみたところ、問題なしとのこと。
ヨシ!
急いでコンビニに駆け込み、ビールとワインを買って戻りました。
3階にある窓際のテーブル席からは、アオナンの目貫通りを見下ろせます。
最初に頼んだのは、Arabic Salad(アラブサラダ)。
どのへんがアラブ風なのかはよく分かりませんでしたが、ライム(マナオ)の酸味が効いていて食欲を刺激します。
180B(≒¥720)なり。
つづいてこちらはFalafel(ファラーフェル)。
ひよこ豆の、まあコロッケですね。
豆はあまり得意ではないのですが、これはスパイスが効いていて豆臭さがなく、おいしくいただけました。
180B(≒¥720)。
でもどうせなら、ケチャップか中濃ソースで食べたかったな。
そして本命のケバブです。
メニュー表記はShawerma(シャワルマ)となっていましたが、まあ私たちの知るケバブで良いようです。
日本でもそうですが、バンコクでもケバブって案外高いんですよね。
でもここのはビーフとラムがこんなにたっぷりで200B(≒¥800)ですから、激安です。
タイでは貴重な牛肉と、ちょっとクセはありますがその香りがたまらないラムを交互に口に運びながらワインで流し込むと、もう最高。
下味がついているのでそのまま食べても十分に美味しいのですが、ほんの少しピリ辛のホットソースと、見た目サワークリームのようですがそれよりも酸味が抑えられているケバブソースとの相性ももちろんバッチリです。
Googleマップの口コミには「肉がパサパサしている」「肉が冷めている」などのネガティブな意見もありましたが、いやいや、ちょっと待てと。
ケバブってもともとそういうものでは?
熱々の肉汁がしたたるようなお肉を食べたければステーキレストランにでも行けばいいわけで、ケバブ(ドネルケバブ)はそういう類の料理ではないでしょう。
下味をつけたお肉を串にさして、焼けたところから削ぎ落としていく。
その独特な調理法によって、ケバブならではの味わいが生まれるわけです。
ともするとパサパサしているようですが、噛みしめると肉の味がじんわりと広がってくる。そして冷めても美味しい。
それが、ケバブなんじゃないかなぁ。
添えられているパンを割ってお肉を挟んで食べると、また別の美味しさに。
お腹にもしっかりたまります。
パンが足りなければ、追加で注文も可能。
初めてのレバント料理でしたが、しっかり堪能できました。
3皿食べても560B(≒¥2,240)ですから、コスパも最高。
クラビをまた訪れることがあったら、リピート確定です。
そしてこのSULTANでは、手軽なテイクアウトメニューも販売しています。
入り口の奥で、ケバブサンドを販売しているんですね。
フィッシュ、チーズ、チキン、ミート(おそらくラム)と、コロッケのサンドがそれぞれ100B(≒¥400)。
別の日のお昼に、一つずつ買ってみました。
これは、ファラーフェルですね。
日本のコロッケパンも最高ですが、このファラーフェルサンドもどことなく郷愁を感じさせる味わい。
妻はこれがいたく気に入ったようです。
Aonang Villa Resortは、ビーチ側のプール脇にテーブルが設置されているので、ケバブサンドで海を眺めながらのランチとなりました。
お店でいただくのももちろん良いんですが、こうして外で食べると美味しさもまた格別です。
地元のタイ料理ももちろん良いんですが、クラビを訪れる機会があれば、ぜひSULTANのレバント料理にもチャレンジなさってみてください!
今日もごちそうさまでした。