こんにちは、タイの晩ごはんです。
沖縄のB級グルメにしてソウル・フードでもあるタコライス。
特にキングタコス(キンタコ)のタコライスの美味しさについては、こちらの記事でもお伝えしました。
そのキンタコのタコライスを再現すべく、試行錯誤のすえたどりついたレシピをご紹介します。
実はタコライス、市販のシーズニングを使えば簡単に作ることができます。
これでも十分に美味しいタコライスができるのですが、今回はさらに本格的なタコライス作りを目指します。
タコライスの材料(二~三人分)
- 合いびき肉 300g
- ニンニク 一かけ
- オリーブオイル 大さじ1
- 玉ねぎ 半分
- 無塩トマトジュース 200g
- トマト 1個
- ウスターソース 大さじ2
- ローレル 1枚
- チリパウダー、クミン、オレガノ、パプリカ 各小さじ半
- 塩・胡椒 適量
- 細切りにしたチェダーチーズまたはピザ用チーズ 適量
- レタス 適量
- トマトソース 適量
- ホットソース 適量
(基本のトマトソースの材料)
- オリーブオイル 大さじ4
- 玉ねぎ 半個
- ニンニク 一欠け
- ホールトマト 一缶
- ローリエ 一枚
- 塩・胡椒 適量
1. 玉ねぎを飴色になるまで炒める
まずはフライパンにオリーブオイル大さじ1をたらし、みじん切りにしたニンニク1欠を弱火にかけます。
ニンニクの香りがたったらみじん切りにした玉ねぎ半個分を入れて強火にします。玉ねぎが透き通ってきたら中火の弱火に落とし、飴色になるまで炒めましょう。
カレーを作るときほど徹底的に炒める必要はありません。上の写真くらいの色合いになれば大丈夫。
2. ひき肉を炒める
フライパンに合いびき肉を加え、玉ねぎと混ぜ合わせるように炒めていきます。
(タイでは合いびき肉が手に入りにくいので、豚挽でも構いません)
下味の塩・胡椒を適量加え、肉にしっかり火が入るまで炒めます。
3. トマトジュースとスパイスを加えてタコミートを完成させる
ひき肉に火が通ったら、無塩のトマトジュース1缶分と半分に切ったローリエ1枚、ウスターソース大さじ2加え、中火で煮詰めていきます。
タイではトマトが安いので、今回はミキサーにかけたフレッシュトマトを使っています。
このくらいトマトが煮詰まったらチリパウダー、クミン、オレガノ、パプリカの各スパイスを加え、さらに中火でひき肉を焦げ目がつくまで炒めていきます。この時にしっかり炒めるのがポイント。
味見をして、味が足りなければ塩を加えて調整しましょう。しっかりめの味を目指してください。
4. タコソースを作る
タコライス用のタコソースを作ります。サルサソースでも良いんですが、目指すのはキンタコなので、それっぽいソースを作ります。
作り方は簡単。
トマトソースとホットチリソースを1:1で混ぜるだけ。
トマトソースは、こういう瓶入りのものがあると便利ですね。
ホットチリソースは、タイのシラチャソースを使いました。特にこのメーカーのがお気に入り。
アマゾンでも手にはいるんですね、シラチャソース。
かなり使えるソースなので、この機会に手に入れておいても良いかも。
もちろんシラチャソースじゃなくても、手に入るソースで構いません。
もし瓶入りのトマトソースが無ければ、それも作っちゃいましょう。
基本のトマトソースの作り方
フライパンにオリーブオイル大さじ4、潰したニンニク一欠けを入れて弱火にかけます。ニンニクの香りがたったら玉ねぎを加え、軽い飴色になるまで炒めます。
ここまではタコミートの作り方1とほぼ一緒なので、玉ねぎ1個分でまとめて作り、半分に分けても構いません。
トマトホール缶一缶と半分に切ったローリエを加え、中火の弱火で煮詰めていきます。
このくらい煮詰まったら、塩・胡椒で味を整えて完成。
これが基本のトマトソース。とても簡単です。
これにパスタを加えたらトマトソースパスタになりますし、ひき肉を加えたらミートソースになるわけです。
余ったトマトソースはジップロックに入れて冷凍しておきます。
こんなふうに平ぺったくしておけば、使いたい時に使いたい分だけ取り出せて便利ですよ。
5. お皿に盛って完成!
お皿にご飯、タコミート、荒い千切りにしたレタス、チーズ、カットしたトマトの順番で盛ったら完成です!
タイではレタスが手に入りにくいので、サニーレタス系でも問題ありません。
キンタコのチーズは細切りにしたチェダーチーズを使っているのですが、ピザ用のチーズでも大丈夫。
ソースもたっぷり加えていただきましょう。
これこれ、この味!
スパイスの香りが効いてしっかりした味のタコミート、レタスの爽やかさ、トマトの甘味と酸味、そしてソースを白いごはんがしっかりと受け止めて、最高に美味い!
これこそまさに、渾然一体の味わい。
手前味噌ですが、かなりキンタコに近づいたような気がします。
タイで本格的なタコライスが食べられるなんて、本当に幸せ。
トマトソースとスパイスさえあれば、それほど手間もかからずに本格的なタコライスが作れます。
キンタコのタコライスを食べたことがある人もない人も、今度の休日にぜひチャレンジなさってはどうでしょうか?
今日もごちそうさまでした。