こんにちは、タイの晩ごはんです。
冬に食べたいものと言えば、やはり鍋。
とはいえ、鍋料理のバリエーションって限られていて、どうしてもいつも同じようなものなりがち…。
とお悩みの方におすすめなのが、博多風の水炊きです。
白濁としたスープが最大の特徴の博多の水炊きですが、家でもわりと簡単にできちゃうのです。
まず用意するのは、鶏ガラ。
タイではこのように鶏ガラが普通に売られています。
日本でも大きなスーパーなどで冷凍の鶏ガラが売られていると思うので、それを入手してください。
鶏ガラが丸々おさまる鍋にたっぷりの水と、生姜をかたまりのまま、そしてネギの青い部分を入れて強火にかけます。
沸騰したら出てきたアクをすくい、表面がグラグラするくらいの火まで落とし、そのまま1時間ほど茹でます。フタはしないでください。
1時間したらいったん鶏ガラを取り出し、ジップロックやビニール袋などに入れてガラを砕きましょう。麺棒などがあれば楽ですが、うちでは包丁の柄の底の部分を使っています。
骨を砕くのは、このくらいで大丈夫。
砕いたガラを鍋に戻し、さらに1~2時間ほど煮込んでいきます。
スープの量がおよそ半分~1/3ほどまで煮詰まり、このように白濁したら出汁の完成です!
鶏ガラとネギ、生姜を取り除いたら、あとは普通の鍋の感覚で仕立ていきます。
まずは鶏肉のぶつ切り。鶏肉に火が通ったら、火が通りにくい順番に野菜やきのこ類など、お好きな具材を入れて仕上げてください。
全ての具材に火が通ったら、完成です!
お鍋の定番である白菜ではなくキャベツを使うと、より博多の水炊きっぽくなりますね。
まずは、スープをそのまま味わってください。
さっぱりとした中に、しみじみとした鶏の旨味が感じられるはずです。
鶏肉もプリップリで、スープの旨味を吸い込んだキャベツもばりうま!
シンプルに塩をふってもいいですし、もちろんポン酢で食べても最高です。
〆はうどんやご飯を入れても良いのですが、おすすめなのは残ったスープを使った白湯(パイタン)ラーメン!
(これはちなみに〆ではなく、次の日のお昼ごはんです)
まずは醤油2:酒1の割合で火にかけアルコールを飛ばし、「かえし」を作ります。
丼にそのかえしを大さじ1、鶏油(ちーゆ)なければラード、それも無ければごま油を適量加え、出汁で割ったらスープの完成です。
具材の鶏肉は、鶏ガラに残っていた身をこそげ取ったもの。
ネギやゴマをふって、頂いてください。
白湯スープには、細めの麺が合うように個人的には感じますが、それもお好みで。
これもまるで、お店のラーメンかのような仕上がりです。
家で白湯ラーメンが食べられるなんて、最高!
博多の水炊き万歳ですね。
鶏ガラからスープを取るので決してお手軽ではありませんが、基本的には煮込むだけなので決して難しくはありません。
本場博多顔負けの水炊きだけではなく、白湯ラーメンまで楽しめちゃいます。
鶏ガラが入手可能で、かつ大きな鍋がある人は、ぜひ一度お試しください!
今日もごちそうさまでした。