(シラチャ海岸の夕日)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
バンコクは大都市で遊ぶところも多いのですが,残念ながら都会故にリゾートを楽しめる場所ではありません。
タイ国内のリゾート地というと,プーケットやパタヤ,ピピ島などが真っ先に挙げられますが,今回は1泊2日でシラチャという所に行ってきました。
(というよりも,奥様とその友人方についていったというのが正解)
シラチャはバンコクから東に車で2時間弱ほど。
多くの日本企業がここシラチャに工場を進出させ,日本人街が形成されるほどタイ国内でも日本人比率の高い街として知られています。
シラチャからもう少し足を伸ばせばパタヤまで行けてしまうので,本来ならばわざわざシラチャをチョイスする必要もないはずなのですが,今回はあえてパタヤではなくシラチャでリゾートを楽しめるのか?を検証してみたいと思います。
バンコクからシラチャへ行くにはバスが便利。
ウィークエンドマーケット が開かれるチャトチャック公園にほど近い,モーチット・バスターミナルから出ています。
チャトチャから近いと言っても歩いていくには遠いので,バスかタクシーで向かいましょう。
このバスターミナルが終点になっている路線バスも色々あるので,それを使えばさらに便利ですね。
このモーチット・バスターミナルからは,タイ北部のチェンマイやアユタヤ,東北部のコラートなど,タイ国内の主要観光地のみならず,ラオスのビエンチャンやベトナムのプノンペンなどへの国際バスも利用できます。
ご覧の通り巨大なバスターミナルなので,目的地へ向かうチケット売り場を探すだけでも一苦労。
センター内にはインフォメーションデスクもあるので,そこで聞くのが手っ取り早いでしょう。タイ語が出来なくても,目的地を言えばどこに行けば良いのか教えてくれます(職員の対応がぶっきらぼうなのはさすがタイですが)。
係員に教えてもらった方向に向かうと,確かに案内看板が出ていました。
タイ語だけではなく,ちゃんとSrirachaと表記されているので助かります。
運賃は90B(≒¥306)のようですね。安い!
これがチケット。
出発時間と座席番号が記されています。席はちゃんと指定席になっているんですね。
出発まではちょっと時間があるので,ここで朝食を済ませることにしました。
ターミナル内にはこうした食堂があっていつでも利用できます。
先にチケット・クーポンを購入しておきましょう。
クーポンは紙製のチケットで,余った分はもちろん返金してもらえます。
いただいたのはカオマンガイ40B(≒¥136)。
ごくごく普通の味でしたが,スープが美味しくて量もしっかりあったので満足。
そうこうしている間に時間が来たのでバスに乗り込みます。
車内はタイらしく冷房がガンガンに効いていますので,上から一枚羽織るものを持っておいたほうが安心かもしれません。
それ以外にはカーテンもちゃんとついてますし,リクライニングも十分取れますし,快適なバスの旅を楽しめます。
あ,バスによってはトイレがついているものもありますが,とても利用できる代物ではないので(穴が開いているだけ),事前に済ませておきましょう。
渋滞に引っかかることもなく,約2時間でシラチャに到着。
バスはまだまだこの先を行くので,大通りに面するロビンソンの前で降ろされます。
街灯にカジキマグロのオブジェがついているのが,いかにも海沿いの街っぽいですね。
ちょうどお昼の時間なので,ホテルにチェックインする前にこの辺りでランチをいただくことにします。
そこも奥様方が事前にリサーチ済み。さすがです。
向かったのはロビンソンから徒歩数分の場所にあるイタリアンレストラン『Santa's』。
石窯で焼くピザが人気のようです。
店内はまるでバンコクにいるかのようなオシャレでポップな内装。
地元日本人にも人気というこのレストラン,メニューにもしっかりと日本語の表記があります。
私たちはビアランチ300B(≒¥1020)をセレクト。
生ビールと生ハム,そしてピザorパスタがセットになっています。
ビールがやってきました。
やっぱりお昼からこうしてビールをいただくと,リゾート気分がグッと盛り上がりますよね。
中味がアサヒビールだったのはちょっと…でしたが(やっぱりシンハーとかいただきたいですよね),ここもやはり日本人仕様ということでしょうか。日本産ビールはタイビールよりも格段に高いので,こっちの方が嬉しい人も多いかもしれませんね。
そしてこちらがピザと生ハム。
ピザはマルゲリータ,トマト&サラミ,そしてジェノベーゼの3種。
ピザ生地はクリスピーでカリカリ,そして内側のシットリとした食感は窯焼きならでは。
特にトマト&サラミが美味しかったなぁ。
あ,もちろんハム盛り合わせは一人一皿ついてきます。
こちらはサラダとソフトドリンク,アイスがセットになるペンネセットのペンネ・アラビアータ。
ところが,食べ終わっていくら待ってもアイスが出てきません。
店の男の子(子どもなんですよ。今タイは夏休み中で学校休みだからかもしれませんが)に「アイスは?」って聞くと
「マイミー(ないよ)」。
いやいや,マイミーじゃないでしょ!
アイスが無いなら代わりのものを出すとか,最初に今日はアイス切らしてますとかって言うべきでしょ?
そこを突っ込むのは器が小さい証拠じゃなないですよね?小さいのかな,やっぱり。
男の子に言ってもらちが明かないので,奥にいるもう少し年上の女の子(でもやっぱり子ども)に,アイスが無いなら代わりのものを出すように伝えます。
そうすると,買い出しに行ってきたのか,シブシブといった表情で先ほどの男の子がアイスを出してくれました。
出す気があれば出せるんじゃないか!
日本人だからといって甘く見ないでくださいね。
まぁ彼らも学校が休みで家の仕事を手伝っているだけで,店の人がいれば最初からキチンとした対応だったのかもしれませんが,ちょっと残念でしたね。
気を取り直してホテルに向かいましょう。
予約しているホテルまではちょっと距離があるため,トゥクトゥクを拾います。
シラチャ市内であれば80~100B位で移動できるのかな?それ以上の金額が提示された場合,ボラれている可能性もあるので,しっかりと値段交渉してください。
今回私たちが利用したホテルは,シラチャの海岸線沿いに建つ『The Loft Seaside Sricha Hotel』。
室内はこんな感じ。
明るくてキレイなだけではなく,広々としたつくりで好印象。
部屋からはちゃんと海も見下ろせます。
これで1泊一部屋朝食付きで約¥5000也。
もちろん二人でこの値段です。悪くないですよね?
この日は残念ながら薄曇りだったことと,目の前の海がお世辞にもキレイではなかったことが残念ですが,個人的にはプールがあればマイペンライです。
うちのコンドにもプールはありますが,間近に海というシチュエーションでリゾート感はさらにアップです。
午後はプールサイドでゆっくり時間を過ごします。
観光?
行きません。
ゆっくりくつろぐために来たんですからね。
リゾート地ではこうやって何もせずにのんびりすることが最高の贅沢です。
夕食はホテルのすぐ近くにあるシーサイド・レストラン『Mun Aroi』に向かうことにしました。
『Mun Aroi』は地元でも人気のレストランのようです。
ホテルから歩いていけること,せっかく海のそばなのでシーフードが食べたい!ということでここにしたのですが,結果的に大当たり。
店内もなかなかいい雰囲気じゃないですか。
ここはフロアが階段状に一段ずつ下がっていくつくりになっていて,下に行くほど当然海に近づいていくことになります。
最下段は砂浜に直接テーブルが設えられていました。
私たちがとったテーブルはその一段上,もちろんすぐそこは海です。
抜群のムードですが,料理も美味しかったんです!
まずは定番のソムタム。言わずと知れたパパイヤのサラダですね。
ソムタムも具材によって色々な種類があります。
バンコクでは塩漬けのワタリガニを使った『ソムタム プーパラー』を目にすることがありますが,こちらのソムタムは生のカニを使った『ソムタム プーマー』です。
バンコクでは例えあったとしても怖くて手が出せない(塩漬けのカニでも危険だったりする)んですが,そこはやはり海の街シラチャ。大変美味しくいただきました。
こちらはアサリ?でしょうか。ガーリック・バター炒めです。
下手すりゃ貝より大きいんじゃないの?という位の大粒のにんにくがゴロゴロ入っています。
まぁ,これが不味いわけはありませんよね。
ドンドン行きましょう。
イカのレモンスープ蒸し。
鍋でグツグツ煮ていただくんですが,スープが酸っぱ辛くて不思議な味。
トムヤムクンとはまたちょっと違った酸味。日本料理にはありえない味の組立てですねぇ。
イカは新鮮で臭みもなく,スープも最後の一滴まで飲み干しました。
こちらはおなじみのタイ風牡蠣のお好み焼き,ホイ・トート。
牡蠣は小粒ですがたくさん入っていてかなりお得。
甘酸っぱ辛いソースをつけていただきます。
もちろん美味。
この他に大盛りのシーフード・チャーハンとビールもしっかりいただいて,お会計は合計1360B(≒¥4624)ほど。
4人でこれだけ美味しいものを食べて,飲んでですから安い。
ちなみにビールはタイでは珍しくカールスバーグが置いてあり,しかもプロモで2本注文すると一本タダという太っ腹。
大変満足いたしました。
シラチャでビーチリゾートは満喫できるのか?という今回の企画ですが,初日は大満足。明日はさらにリゾートを満喫する予定です。
今日もごちそうさまでした。
シラチャでビーチリゾートを満喫できるか?~後編~@シーチャン島へ行ってきた! へ続きます。