タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

釜炊きご飯が絶品!バンコクの「とんかつ和幸」はまんま日本だった

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こんにちは、タイの晩ごはんです。

バンコクには日本食を提供するレストランが数多くあり、日本「風」まで含めると、外国料理レストランの中ではダントツの数なんだそう。

今回はその中の一つ、「とんかつ和幸」さんを訪れました。

とんかつ和幸といえば、日本でも有名なチェーン店。

バンコクでも6店舗、展開しているそうです。

この日訪れたのは、チャトチャック公園の近くにあるショッピングモール、セントラルラップラオ内の店舗。

土曜日のお昼ということもあって、店内は満席。並んでいる人もいました。

我々も先にメニューを決めて、待つことしばし。

やってきました、ロースカツ定食です。

ロースカツは分厚く、一口かじると肉の脂がジュワッと広がります。

トンカツは家でもよく作るのですが、さすが専門店のものは一味ちがう。最高です。

ところが、とんかつ和幸さんの凄さはトンカツだけにとどまりません。

釜炊きのごはんセット。

一人一つ、この釜炊きのご飯がついてくる。

お釜の中にはご飯がたっぷり入っていて、茶碗によそってもまだ半分以上残っています。

お米はもちろん日本米。

一粒一粒しっかりと立っていて、甘い!

タイ米ジャスミンライス)も大好きなんですが、やっぱり日本米美味しいわ~。

トンカツにソースをまぶして、一口頬張った後にご飯を放り込む。キャベツの千切りにもたっぷりソースをかけて後追いすると、トンカツ一切れでご飯一膳いけちゃいます。

トンカツの脂の旨味とご飯の甘さ、ソースの香りに全身が包まれて、本当に幸せ。

あぁ、これが本当の「和の幸せ」なんだなぁ。と実感できます。

しかも和幸さんは、釜炊きのご飯とキャベツのおかわりが自由。幸せの絨毯爆撃。

釜炊きではありますが、おかわりを頼むとすぐにやってきます。きっと、ずっとご飯を炊き続けているんでしょうね。

ご飯のお代わり無料ではあるけれど、お釜二つ分のご飯はずっしりお腹にたまります。

食べ過ぎると幸せがたちまち苦しみになってしまうので、ご注意を。

こちらは妻の頼んだ、ヒレカツとクリームコロッケの盛り合わせ。クリームコロッケが最高すぎると申してました。

 

トンカツだけではなく、釜炊きのご飯がとにかく絶品の和光さん。

惜しむらくはキャベツの千切りが器械切り&水にさらしていること(こうするとキャベツの甘味が抜けちゃうんですよね)と、味噌汁が豚汁である点。

豚汁自体は好きなんですが、トンカツの脂で染まっている口の中をさらに豚汁で追いかけるのはちょっとしんどい。普通の味噌汁が選べればいいのに。

ただそれも、あえて言えばというレベルの話。大満足の食事でした。

トンカツの美味しさも、接客もまさしくジャパン・クオリティ。

自分たち以外のお客さんは全員タイの人たちのようでしたが、ここはまさしく日本ですよ。

会計時にお店の人に聞いてみると、なんと全員タイ人スタッフなんだとか。

びっくり。

それでこのレベルの高さは、よっぽどオペレーションが優れているのでしょう。

和幸、すさまじい。

 

この日の会計は、どちらの定食も350Bにサービス料(10%)VAT(付加価値税・7%)がプラスされて819B(≒¥3,270)なり。

ちょっと贅沢なランチとなりましたが、日本で食べるのと変わらない値段と考えると、逆に安い…のか?

 

美味しんぼの神回の一つ、「とんかつ慕情」の1シーン、

この場面を思い出しながら、自分は「えら過ぎもしない、貧乏すぎもしないちょうどいいくらい」の人間になれたのだろうか?と自問自答しながら家路についたのでした。

 

今日もごちそうさまでした。