こんにちは,タイの晩ごはんです。
タイに来てから観光地らしいところにはほとんど足を運んでいなかったのですが,日本から友人が遊びに来たので一緒に『ジム・トンプソンの家』に行ってきました。
ジム・トンプソンはおなじみタイシルクの高級ブランド,ジムトンプソンの生みの親ですね。
もともとアメリカ人のジム・トンプソンが第二次大戦中にタイに従軍。終戦後もタイに留まって当時衰退していたタイのシルク産業を見事復興させたのが,ジムトンプソンの始まりというわけです。
『ジム・トンプソンの家』は当時ジム・トンプソンの住居件仕事場を保存し,彼が生前に収集した美術品などを展示して現在博物館として一般に公開されています。
場所はバンコク中心部,BTSのナショナルスタジアム駅から歩いてすぐのところにあります。
入場料は大人150B(≒¥480)。何とタイ人による日本語のガイドもあるので,安心して楽しめます。
ジム・トンプソンの住居は1950~60年代のタイの様々な建築様式をもとに自らが設計した建物で,モダンで現代でも十分通用するデザインですよね。
私たちは夕方遅めの入場だったんですが,海外からの観光客で賑わっていました(この日はフランス人が多かった印象)。
館内にはタイを中心とした地域の様々な仏像や彫刻品,焼き物や絵画などが展示されています。全てジム・トンプソンが収集したもの。
館内は写真撮影禁止なので,お見せしているのは一部です。
館内のガイドは30分ほどなんですが,建物の外は庭園になっていて,その景色を眺めながらゆっくり時間を過ごすことができます。
こちらにはレストランやジムトンプソンの直売店も併設されているので,一日楽しめることができます。
元々個人の住宅ということもあって決して大きな施設ではないんですが,センスの良い建物のデザインや庭園,美術品に囲まれて十二分に楽しむことが出来ました。バンコク観光の定番スポットになっているのも納得です。
ジム・トンプソンの家から出てすぐの路地に,ロティの屋台を見つけました。
ロティというのはタイのクレープのような食べ物で,バナナと練乳の甘いスイーツです(甘くないのもあるらしい)。
これ,妻の大好物なんですが,日本でも最近ロティの専門店がオープンしたらしいですね。
これから食事に向かう途中なんですが,ロティを見ると我慢できない妻がご注文。まあ友人と一緒に食べるというので良いでしょう。
まず小麦粉の生地をピザのように手で円形状に薄くのばします。ここがクレープと大きく違うところ。円熟のプロの業ですね。
のばした生地にバナナと卵,マーガリンを混ぜ合わせたものを投入します。
生地を折りたたんで,油で揚げ焼きにします。
最後に一口大に切り分けて,砂糖とたっぷりの練乳をまとわせて完成です。
個人的には見てるだけでお腹いっぱいになるんですが,妻によると生地はサクサク,中のバナナは熱が加わってフワフワ,練乳の甘みがたまらないそうです。
女性は間違いなく好きな一品ですよね。これで50B(≒¥160)。気になった方はぜひお試しください。
そしてこれから夕食に向かうんですが,長くなったため,今日の晩ごはんは次回に持ち越しです。
タイの晩ごはん初めての次回に続く。
ぜひお楽しみに。