タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

バンコクでは貴重なクイジャップユアン専門店!パヤタイの「シリン」に行ってきた

はてな読者登録をする

こんにちは、麺料理大好きなタイの晩ごはんです。

タイにも色々なヌードルがありますが、その中でも個人的に特にお気に入りなのが「クイジャップユアン」。

ところが、このクイジャップユアンはバンコクではなかなか食べられない!

そんなクイジャップユアンの専門店をパヤタイで発見したので、ご報告したいと思います。。

クイジャップユアンとは

クイジャップユアン(ก๋วยจั๊บญวน)を日本語に訳すと、「ベトナム風ラーメン」。

タイには「クイジャップ」という料理がありますが、それとは全くの別物。クイジャップの麺はクルリと丸まっているのが特徴で、モツが入ったスープも少しクセがあります。

一方のクイジャップユアンの麺はタピオカが練り込まれたもっちりとした食感が特徴で、他のタイヌードルとは一線を画しています。スープもサッパリしていて、まさしくラーメン感覚でいただける麺料理なのです。

クイジャップユアンはどこで食べられる?

クイジャップユアンは名前こそ「ベトナム風」となっていますが、実はタイ東北部のイサーン地方の料理。ウドンタニやスリン、ノンカイなどでよく食べられています。

ノンカイで食べた絶品のクイジャップユアンについては、こちらでも紹介しています。

イサーン料理はバンコクでもメジャーなのですが、クイジャップユアンを出す店は多くはありません。

シリン クイジャップユアンの場所

そんなクイジャップユアンの専門店「シリン クイジャップユアン(สิริน ก๋วยจั๊บญวน)」があるのが、パヤタイ通りから一本奥に入った、Phetchaburiのソイ7にあります。

エアポートリンクと直結しているBTSのパヤタイ駅方面から向かう場合はグルっと大周りになってしまいますが、実は駅に隣接する「パヤタイプラザ」の駐車場を突き抜けることが可能です(歩行者のみ)。

こんな感じ。

お店自体は、タイでよく見かける路面店タイプとなっています。

裏通りとはいえ、ソイの角にあるので迷うことはないでしょう。

シリン クイジャップユアンのメニュー

こちらが、シリンさんのメインメニュー。

上から順に

  • タマダー(ノーマル) 50B
  • タマダーカイ(ノーマル+卵) 60B
  • ピセー 60B
  • ピセーカイ(スペシャル+卵) 70B
  • ママー(インスタント麺)60B
  • ママー+卵 70B

となっています。

その他にもサイドメニューとしてガオラオ(麺抜きスープ)、ソーセージ、各種ドリンクメニューも備えています。

クイジャップユアンの実食

では、実際にクイジャップユアンをいただきましょう!

注文したのが、スペシャル(ピセー)+卵のクイジャップユアン。

ピセーにすると、ゴロンと大きな骨付き豚肉(おそらくこれでダシを取っている)がトッピングになるようです。

このように、麺は一般的なタイヌードルのクイッティアオで使われているものとは見た目で明らかに異なります。

クイジャップユアンの麺は米粉にタピオカ粉が混ぜ合わされていて、ムッチリとした独特の触感が非常に美味。

豚骨ベースにナンプラーで味付けされているスープは、サッパリしながらも奥行きが深い。テーブル備え付のコショウをたっぷりふりかけていただくと、さらにグッとくる味わいになります。

クイッティアオはスープがぬるいことが多いのが残念なんですが(暑いタイだから仕方がない?)、クイジャップユアンは熱々で出されるのも嬉しいところ。これは(比較的)涼しいイサーンの料理だからでしょうか?

骨付き肉をほじりながらスープをすすり、温玉を崩したところの麺をズズッと吸い込むと…

あ~、たまらん!

これですよ、これ。求めていたものは。

日本人の全員がきっと好き!と断言してもほぼほぼ間違いはないでしょう。

ボリュームもしっかりあるので、女性ならノーマル+卵でも満足できるはずです。

 

個人的にはタイのヌードルの中で一番のお気に入りが、クイジャップユアン。

純粋な美味しさでは言えばノンカイで食べたクイジャップユアンの方が美味しいのですが、さすがにノンカイは遠い。

気軽にクイジャップユアンがいただける、このシリンさんは非常にありがたい存在です。

みなさんもぜひ、こちらのクイジャップユアンをお試しください。

 

今日もごちそうさまでした。