こんにちは、タイの晩ごはんです。
前回こちらの SNSで話題?!40バーツの絶品バインミーを食べてきた の記事でお伝えしたローカル食堂の「Pho Nakhon Phanom」。
早速リピートしてきたのですが、バインミーだけではなくヌードル系もなかなかだったので再度のレポートとなります。
Pho Nakhon Phanomは典型的な路面タイプの食堂で、店には壁もなく、このようにふきっさらし。
でもそれが暑いタイには丁度いいんですよね。
さて、今日もテーブルについて注文表を見てみると、気になる文字が。
この注文表の上から5番目、クイジャップユアン(クイチャップユアン)って書いてありませんか?
ベトナムの麺料理と言えばフォーですが、このクイジャップユアンはタイのイサーン地方の郷土料理。やっぱり本場には存在しない、日本のナポリタンや台湾ラーメンのようなものでしょうか。
クイジャップユアンは麺が米粉とタピオカ粉でできており、むっちりとした食感が最大の特徴。
タイの最北部、ノンカイですっかりハマってしまったクイジャップユアンが忘れられない身としては、もうこれは頼むしかない。
ノンカイのクイジャップユアンについては、こちらの記事をご覧ください。
というわけで、こちらがPho Nakhon Phanomのクイジャップユアン(50B/≒¥170)。
ちょっと小さめの丼でやってくるので、バインミーとセットでいい感じ。
米麺よりも白っぽく、もっちりとした麺はいかのもクイジャップユアン。
牛骨でとったスープは非常に奥深い味わい。ただし煮詰まっているのか、ちょっと濃い目。水でちょっと薄めて、備え付けの調味料で自分好みの味に仕上げるとさらにいい感じです。
量もそんなに多くないので、女性でもバインミーとセットでもいけちゃうと思います。
久々のクイジャップユアンでしたが、やっぱり最高ですね。
トッピングの揚げ玉ねぎがまたいい仕事をしているんですよ。
もちろんバインミーも最高なので、すっかり堪能した…と思ったところで、ふと疑問点が。
もしや、先日食べた麺料理はフォーではなかったのでは?
実はこの間は上の注文表ではなく、口頭で注文したので間違っている気が…。
お腹もいい感じになってはいるのですが、気になって仕方がないので、フォーを追加注文することにしました。
しかし、これではまるで五郎さんですね。
やってきましたフォー!
やっぱりこの間食べたのはフォーじゃなかった!!
このように麺はクイッティアオで使うのと同じセンレックですが、スープが全然違う。ちょっと甘めで、クイジャップユアンよりもさらにあっさりとしています。
バジルやパクチーが効いたスープは、ベトナムを思い出させる香り。
タイ料理でもよく使うハーブなのに、クイッティアオとは全く異なる世界を作り上げてしまうのはなぜでしょう?
同じくハーブがたっぷりと別皿で添えられてくるので、そのままサラダ感覚で食べるのも良し、フォーに追加してさらに香りをアップするのも良し。
ハーブの香りが食欲を刺激するためか、するするとお腹の中に消えていきます。
こちらのフォーは60B(≒¥210)。トッピングは牛と豚から選べるようです(今回いただいたのは牛のフォー)。
それにしてもこのお店、バインミーがメインかと思っていたら、麺料理のバリエーションも半端ない。
メニューを見るとほかにもトムヤム・ヌードルもあったので、一軒でいろいろと楽しめます。
特にクイジャップユアンはバンコクではなかなか食べられないので、バインミーと合わせて非常に貴重な存在。
これでさらにリピート率も高まりそうです。
ただしこの食堂、切り盛りしているおばちゃんがちょっと強面(こわおもて)なので、そこはぜひ注意してください。
笑顔で料理を出してくれると、それだけで美味しさも5割り増しになるのにな。
まあでも、この味に惹かれてみんなやってくるんでしょうね。
私もそのうちの一人。
今日もごちそう様でした。