こんにちは、タイの晩ごはんです。
先日、タイ生活の長い友人と食事をしていたところ、「タイの醤油は使わないの?」と聞かれ、ハッとしてしまいました。
というのも我が家では長い間、タイの味の素が販売している「たくみあじ」というブランドの醤油を使っています。
これはしっかりとした日本スタイルの醤油なのですが、タイにはそれとは別に、オリジナルの醤油が存在するからです。
これが、我が家が使っている「たくみあじ」の醤油。
テリヤキソース、フレーバーソースなどもあるのですが、紫色のものが醤油となっています。
たくみあじの醤油は500mlで76B(≒¥300)。
日本と全く変わらない味の、キッコーマンの醤油は500mlで130Bほどですから、たくみあじはかなりコスパが良い。
ただ、たくみあじの醤油はかなり甘いんですよね。
甘口の醤油がダメという人は、厳しいかもしれない。
というわけで、かなり今さらな気もするのですが、タイの醤油を試してみることにしました。
こちらが、タイの醤油である「シーユーカオ(ซีอิ๊วขาว)」。
タイの醤油というとまっさきに「ナンプラー」を思い浮かべますが、ナンプラーの原材料はお魚。つまり、魚醤ですね。
一方のシーユーカオの原材料は、日本の醤油と同じ大豆となっています。
シーユーカオを直訳すると「白醤油」、英語表記は「Light Soy Source」ともなっており、日本風に言うと「薄口醤油」となるでしょうか。
こちらのブランド、「Healthy Boy」のシーユーカオは500mlで53B(≒¥210)。たくみあじよりもさらに安価です。
様々なメーカーがシーユーカオを販売していますが、こちらのは「Megachef」ブランドのシーユーカオ。ラベルには「特級醤油」と書かれていますね。
500mlで43Bと、さらにお安い。
我が家はこちらのブランドのオイスターソースと、ナンプラーを愛用しています。
というわけで、この3つの醤油をテイスティングしてみました。
右からたくみあじ、Megachef、そしてHealthy Boyとなっております。
まずは、いつも使っているたくみあじの醤油から。
うん、やっぱり甘い。
普段はあまり気にせず使っているのですが、改めてテイスティングするとやはり甘い。
九州や北陸の甘い醤油に慣れている人には、逆にかなりおすすめです。
続いて、Megachefのシーユーカオ。
色味はたくみあじの醤油よりもかなり薄め。
では、お味の方は…
これは、しょっぱい!
雰囲気はなるほど、確かに日本の薄口醤油のようですが、それよりもかなりしょっぱい。
そして後から独特の風味が広がります。日本の薄口醤油とナンプラーの中間のような味わい。
そして最後に、Healthy Boyのシーユーカオ。
色味はMegachefよりもさらに薄目になっています。
こちらの味は…
あ、美味しい!
Megachefのシーユーカオよりもしょっぱさはかなり抑えられていて、かなり薄口醤油に近い。
これなら、日本風の料理にも使えそうです。
そのままだけでは分からないこともあるので、大根おろしにもかけて食べ比べてみました。
まずはたくみあじを…
うん、食べ慣れた味。
単独では甘みの強いたくみあじの醤油ですが、大根おろしの辛味と調和して文句なしに美味しい。
Megachefのシーユーカオもそれなりに美味しいのですが、元がかなりしょっぱいのでかなり強めの味わい。でもガッツリとした味わいが好きな人には良いかもしれない。
Healthy Boyの方は、味わいがマイルドでかなり食べやすい。普通に美味しいです。お吸い物や煮物などに使うと、さらに実力を発揮できそうですね。
というわけで、改めてタイの醤油「シーユーカオ」を試してみました。
Megachefのシーユーカオはかなりしょっぱいので、控えめに使うと良さそうです。
しかし何より今回の収穫は、Healthy Boyのシーユーカオ!
これなら、普通に薄口醤油の代わりに使えそう。
そして薄口醤油としてHealthy Boyのシーユーカオを使えば、我が家の食卓はさらに豊かになりそうです。
今日もごちそうさまでした。