
こんにちは、タイの晩ごはんです。
私たち夫婦は現在、DTVビザ(ノマドビザ)でタイに滞在しているのですが、その滞在期間の上限となる180日を迎えました。イミグレで延長手続きをするか、一度タイ国外に出なければなりません。
今回は、ラオスのサワンナケートを目指します。
バスを使えば陸路で往復可能で、しかも日帰りも可能なんですよね。
そんなバンコクから、ラオス・サワンナケートへの行き方をレポートします。
DTVビザはマルチプル(何度でも出入り自由)付きのため、180日中にタイ国外へ出て再入国すれば、その時点から180日の滞在許可が自動で下ります。
DTVビザの詳細や申請方法については、こちらをご覧ください。
バスのチケットをオンライン予約購入する
まずは、公式サイトでムクダハーン行きの長距離バスのチケットを購入しましょう。
言語はタイ語・英語のみですが、全く難しくはありません。

まずは、トップページから出発地(From/Bangkok)と到着地(To/Mukdahan)、さらに日付(Depature)、人数(Passenger)を入力し、Searchをクリック。

便を指定してください。
早朝便か、深夜便のみとなります。
気になる運賃は、550B前後(≒¥2,200)。安いですねー。

さらに、座席を指定ましょう。
もしも空いているなら、A1~A3を強くおすすめします。
その理由は、後ほど。
さらに続く画面で個人情報を入力して、クレジットカードで決済すれば、購入完了。
QRコード付きのメールが届きます。
チャトチャック・バスターミナルへ向かう
バスが出発するのは、チャトチャックにある北バスターミナル(通称モーチット・ソーン/2)。
バンコクにはバスターミナルが3つあるので、間違えないように注意してください。
バンコクの中心部からなら、BTSかMRTでモーチットまで向かい、そこからタクシーを利用すると良いでしょう(歩けなくもありませんが)。

まずは2階のターミナルへ向かい、右側の出発ゲートからバス乗り場へ進みます。

このように、バスが並んでいます。
E-チケットにはバスの停車場所も記されているので、そのバスに乗り込みましょう。

これが、A2~3シートの足元周り。
そう、A列は他の座席に比べて足元が広いんです!

これが、A1列。
A2~3よりも若干、足元は狭くなっていますが、それでも他の席よりは広いスペース。
平日なら、一人でもA2~3を取るといいんじゃないかなぁ。この日も席はガラガラだったので、あえて隣に座っくる人はいないはず(確証はありませんが)。

長旅には必須の、USBチャージャーもしっかり備わっているので安心です。
バス内のトイレは、飛行機と同じタイプでした。ただ、紙は流せないのでご注意を(個人的には問題ないとは思うんですが、紙を流すと罰金1,000Bと警告されていました)。
11時間の長旅
バンコクからムクダハーンまでは、バスで11時間の長旅です。
Googleマップではこのように8時間半とはなっているんですが、途中に何か所か他のバスターミナルにも寄りますし、休憩も挟みますからね。
と思っていると、バスが道路で停まって、サブドライバーがマックへ向かいます。
自分たち用のお昼でも買いに行っているのかな?と思っていたら、なんと乗客用の軽食だったのです!

まさか、おやつがついているとは思わなかった。
チキンフィレサンド、美味しくいただきました。
もちろん、これだけではお腹は持ちません。
お昼前に停車するバスターミナル(30分の休憩)でも、お弁当は購入可能です。

鶏肉のガパオライスにしました。
45B(≒¥180)。
タイでは珍しく、卵が半熟だったのが嬉しい。
注意点
実は、帰りのバスが休憩で寄るのも、同じバスターミナル。
ここです。
行きはお昼前に着くのでちょうど良いのですが、帰りは15時頃になってしまいます。
マックに寄るのも、この後。
そのため、軽食を必ず持参するようにしてください。

外の景色を眺めたり、タブレットで動画を見たりしながらも、バスはひたすらムクダハーンを目指します。

そしてほぼ定着通り、19時にムクダハーンのバスターミナルに到着!
タイのバス会社、思ったよりも優秀だな。
ムクダハン・バスターミナルからラオス・サワンナケートへ
この日はムクダハーンで一泊し、翌朝、再びバスターミナルに戻ります。
当然と言えば当然なのですが、ラオス行きの国際バスもこのターミナルから出発しているんですね。

真ん中が、サワンナケート行きバスの時刻表。
運賃は片道50B(≒¥200)でした。

このバスに乗り込みます。
ほどなく、出発。あれ、でも定刻の10:30より3分も早い…と思っていたら、なんとバスの車内時計は10:30を指している。
時間に遅れることは当たり前のタイですが、まさか時間前に出発するとは!

バスはまず、タイ出国用のイミグレーションに到着します。
大きな荷物はバスに置いたままでも大丈夫ですが、戻りのタイ入国時には全ての荷物が降ろされてチェックを受けるので、置き忘れにご注意を。

再び同じバスに乗り込み、国境となるメコン川を渡ります。

今度は、ラオス側の入管手続き。
日本パスポートはノービザで入国できるので、全く問題ないはず…なのですが、最後に審査官に「100B」と言われました。
思わず「何で?」と聞き返す。
女性の係員はぶすっとした表情で、パスポートを返してきました。
そう、賄賂を要求していたんですね。
審査官の心情を悪くすると入国できないかもしれない、というこちらの弱みをついているわけです。
さすが、共産圏。
実は、帰りにも同じく100Bを要求されました。ラオス出国に関してはこちらには全く弱みがない(出国させないということはありえないため)ので、きっぱりと断ってもいいとは思うのですが、「レシート出せますか?」と聞くと、スマートに断れる…んだそう。
イミグレを無事(?)に通過したら、再び同じバスに乗り込んで、サワンナケートへ向かいます。
サワンナケートのバスセンターの場所は、こちら。

目抜き通りも、のんびりとしています。
サワンナケート自体に用はないのでこのまま戻ってもいいのですが、ちょうどお昼時なのでランチにしましょう。

適当に入ったレストランで頼んだ料理。
ラオス料理と言っても、タイ(イサーン)料理とほとんど変わりません。
とはいえ、ラオスに来たら絶対に外せないものがあります。
それが、ビアラオ!
タイのビールを凌駕する味わいのビアラオ。ラオスだとそのビアラオが安く飲めるんですよねー。
ビアラオについては、こちらをご覧ください。
4人で食べて、飲んで、一人150B(≒¥600)。
やっぱりラオスは安い!
ちなみに、サワンナケートではタイ・バーツも使えますし、スマホのSimカードも問題ありませんでした。
サワンナケートは日帰り可能?
というわけで、サワンナケートからタイに戻れば、無事にDTVビザも更新されて180日の滞在許可が下りました。
今回はゆっくりしてきたのですが、日帰り(正確には0泊)の弾丸ツアーも可能です。
- バンコクから深夜便(19時発)のバスに乗る
- 翌朝6時頃、ムクダハーンのバスターミナルに到着
- その足で、サワンナケート行きの国際バスに搭乗
- サワンナケートかムクダハーンで時間を潰し、18時~19時に出るバンコク行のバスに乗る。
- 翌朝、バンコク・バスターミナルに到着。
自分で書いていてもクラクラしそうなハードスケジュールですが、十分に可能。
滞在費を抑えない、という人にはおすすめかな。
DTVビザは180日、もしくは最長でも360日でタイを出国しなければなりません。
そのタイミングで日本に一時帰国するのも手ですが、せっかくなので近隣の国を訪れるというのもありでしょう。
ビアラオがてら、サワンナケートを訪れるはいかがですか?
