(雲が降りてきました)
こんにちは,まる一ヶ月以上ご無沙汰のタイの晩ごはんです。
お盆前後からずーっと忙しくて,すっかり更新を滞らせておりました。
申し訳ありません。
ハッと気がつけば暦はすでに9月。
いつの間にか季節も秋に変わり,朝晩は涼しいのを通り越して肌寒さを感じるほどになりました。
今年の夏はスーパー猛暑になると言われていたのに,実際には雨が多くて涼しい夏でしたね。
タイから日本に戻ってきたのが7月。
暑いバンコクから暑い日本に帰ってきて,再びタイに戻ることを考えると,今年は1年中夏場の中で生活することを覚悟していたのですが,残暑を通り越してストンと秋がやってきたため,日本の四季のありがたさをしみじみと実感しております。
そう,日本のいいところは四季があることですね。
これまで春夏秋冬の季節の移り変わりを当たり前のように感じていましたが,季節の変化とともに光の強さが変わり,風景も姿を変えていく日本の季節は本当にいいものです。
そう,タイには四季がありませんからね。
基本的には常夏。
1年中暑くて,太陽はギラギラで,同じような景色で,季節の移り変わりなんか無いように思えるタイですが,タイ人に言わせると違うそうです。
「日本には四季があるそうだが,タイには3つの季節がある。それは"Hot", "Hotter", "Hottest"だ!」
やっぱり常夏やん!
もちろんこれは(半分)冗談で,一応タイにも季節の変化はあります。
それが乾期・雨季・暑季の3つ。
タイでも一番暑い時期が暑季で,2月~5月にあたります。
日中の最高気温は40度にもなり,暑さで溶けるよう。
誰かれ構わず水をぶちまけあうタイのお祭り,ソンクランもちょうどこの時期ですね。
こんな奇祭にタイ中が熱狂するのも,暑さで頭が半分溶けているからでしょう。
(ソンクランについての詳しいことは バンコクのソンクランの実態 をご覧ください)
暑季の後にやってくるのが雨季。
5月~10月までで,ちょうど今頃のタイは雨季の真っ只中。
午前中は晴れていても,突然のスコールで道路が冠水したりもします。
そしてタイで一番過ごしやすい時期と言われているのが,10月~2月にやってくる乾期。
今年の1月にバンコクに引っ越した時にはあまり感じなかったのですが,言われてみると確かに過ごしやすかった気がします。
それよりも印象深かったのが雨が全く降らないこと。
一ヶ月に一度も雨が降ることもなく,ずっと天気が良いのにはちょっとビックリしましたね。
私たち夫婦も来月ようやくタイに戻れるため,このタイのハイシーズン,乾期がどんなものか,じっくりと味わってみたいと思います。
さて,それでは本日の晩ごはんです。
季節の話題だったにも関わらず,季節感無視のメニューとなってしまいました。
オーストラリア産の牛肩ロースを使ったサイコロステーキです。
ステーキと言えば真っ先に思い浮かぶのはやっぱりサーロインだと思いますが,赤身でしっかりとした歯ごたえもある肩ロースもステーキにして美味しい部位です。
サシのしっかり入った和牛もそりゃ美味しいですが,お肉の美味しさはやっぱり赤身を噛み締めたときの味だと思うんですよね。
特にタイでは美味しい牛肉をいただける機会も限られていますから,日本にいる間にたくさん食べておきましょう。
こちらは妻お手製の生春巻き。
外で食べると決して安くはない生春巻きも,家で食べるととても安上がり,かつ美味しくいただけます。
さっと水の中をくぐらせたライスペーパーに,蒸した鶏胸肉と春雨,さらにお好みの野菜をギュッと巻きつけて頂きます。
タレはナンプラーに砂糖,塩,お酢,ライム汁(なければレモン),唐辛子を適当に混ぜ合わせるだけの簡単タレですが,これが結構美味しいんです。
バンコクだと生唐辛子が簡単に手に入りますが,日本ではそうもいかないので鷹の爪でガマン。
甘みと酸味と辛味がしっかりと調和した味が,なんとなくタイ料理を思い出させますね。
こちらはなんちゃってラザニア。
なんちゃってと言うのはパスタではなく餃子の皮を使っているから。
ベシャメルソースとミートソースと餃子の皮をミルフィーユ風に段々に重ねて,オーブンで焼き上げます。
めんどくさければ,レトルトのミートソースと餃子の皮だけでもそれなりに美味しく仕上がりますよ。
とろけるチーズの上に,さらに粉チーズをたっぷりふりかけて召し上がれ。
いよいよ来月タイに戻ります。
とはいってもそれまで1ヶ月以上あるので,その間日本の秋を堪能できそうですね。
日本の秋を堪能すると言えば,やっぱり食べ物でしょう。
日本にいる間は忙しい日がまだまだ続きそうですが,美味しいものに出会えたらまたご報告したいと思います。
今度は1ヶ月も間を開けないように…
今日もごちそうさまでした。