(プラカノンの脇を流れる川)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
今タイは雨季が終わりを迎え,乾期を迎えようとしています。
今日の最高気温は33℃。湿度は49%でとても過ごしやすく快適な一日でした。
朝晩も涼しく,まさにこれからの時期がタイのハイ・シーズン。観光にも最適です。
が,ここに来て大きな問題が。それがタイの物価の上昇と円安です。
4ヶ月ぶりに戻ってきたバンコクは,色々なものが値上していました。
まずは家の近所のコインランドリー。
私たちが借りているコンドには洗濯機がついていないため,洗濯は毎回近所のコインランドリーを使用しているのですが,その使用料金が20B(≒¥68)から30B(≒¥102)に値上げになっていました。
たかが10Bとはいえ,毎回ともなると結構痛い。
さらにはバンコクの酷い渋滞を回避するにもとても便利な高架鉄道,BTSの料金も値上げしていました。
私たちは回数券としても使えるラビットカード(バンコクのsuicaみたいなもの)を利用しているのですが,15回分乗れるチャージ料金が450B(≒¥1530)から465B(≒¥1581)へと値上げ。1回乗車あたり1Bの値上げですね。
もちろん通常の乗車料金も値上げになっていて,値上げ幅は1~3Bだそうです。
物価が上昇するのは経済が発展している証拠なので必ずしも悪いわけではないんですが,ずっとデフレが続いている日本から来た身からすると,正直イテテという感じですね。
痛いのはそれだけではありません。
物価高に輪をかけて在日本人,そして日本人観光客を襲うのがタイバーツに対する円安の恐怖です。
4ヶ月前に日本に戻る前のレートは1万円あたり約3400Bでした。
それが現在は1万円をタイバーツに両替すると約2930B。
1万円あたり500Bも目減りしたことになります。
4ヶ月前には1B≒¥3.2でしたが,現在は1B≒¥3.4。
僅かな違いに感じるかもしれませんが,結構大きいんですよ。
物価高&円安のダブルパンチがこれからジワジワと効いてきそうです。
…とグチばっかり言っても始まりません。
こういう時には安くて美味しいものを食べるに限ります。
というわけで,本日の晩ごはんならぬお昼ごはんです。
今日はバンコクの庶民の台所,屋台でランチをとることにしました。
バンコクの道端のあちらこちらで見かけることが出来るこうした屋台。
興味津々ですが,日本人旅行者にとってはハードルが高いのも事実。
でも実はこうした屋台はメニューが限られていて,ヌードルの屋台ならヌードルしか扱っていませんから,いくつ欲しい,という指差しだけでオーダー可能なんです。
唯一の悩みどころが麺の注文。
タイのヌードル屋さんは何種類かの麺を扱っているのが普通で,最初に麺の種類を注文します。
大きく分けると小麦粉で出来たバミーと米粉で作るクワイティアオ。
バミーはいわゆる中華麺で,クワイティアオは麺の太さで様々な種類がありますが,こうやって目の前に麺が並んでいることが多いので,自分が食べたい麺を指差すだけでOKです。
私が今回頼んだのはバミー。
お母さんがチャッチャと仕上げてくれます。
でもそのまま食べてはいけません。
追加の調味料をちょい足しして,自分好みの味に仕上げましょう。
砂糖,唐辛子,唐辛子入りのお酢,そして砕いたピーナッツ。
タイの屋台や食堂ではどこでもこうした調味料が置いてあります。
絶対に入れてほしいのが砂糖。味にコクがグッと加わります。
後はお好みですが,ピーナッツを加えると香ばしさが増しますし,唐辛子を足せばより本格的な味になりますが,その辺は様子を見ながら。チョコチョコ足しながら味の変化を楽しむのも楽しいですよ。
というわけで,こちらが完成形です。
見るからに美味しそうですね!
こうした屋台は地元の人が食べる地元の味ですから,しっかり辛い!
でも,ただ辛いだけではなく,その下に甘さと酸味がひそんでいますから,お箸がとまりません。
ちなみに,タイでは麺をズルズルすすって食べるのはマナー違反。
レンゲに麺を一口分ずつ乗っけて,そのレンゲを口に運びます。
正直,思いっきりすすったほうが美味しいような気がしますが,その辺の判断は自己責任でお願いします。
どちらにせよ,とにかく美味しい!
スープの最後の一滴まで飲み干しちゃいました。
これで通常料金が35B(≒¥119),大盛りでも40B(≒¥136)ですから,やっぱり安いですね(今回いただいたのは当然大盛り)。
値上げが続きそうなバンコクですが,こうした屋台はこれからも安くて美味しい食事をぜひ提供していただきたいものです。
今日もごちそうさまでした。