こんにちは、タイの晩ごはんです。
日本にも大勢の中国人観光客が訪れているようですが、ここバンコクも例外ではありません。
なにしろこの時期の中国人に人気の渡航先2位が日本、そして1位がここタイというじゃあありませんか。
タイ人もこの折角の機会を見逃しません。
毎年この時期はどのモールやショッピングセンターでも、大掛かりなチャイニーズ・ニューイヤー・セールを催しています。
我が家の近所のローカルスーパー、テスコもこんな感じ。
中国系のお菓子や食品を大々的に展開しています。
これは中国人観光客向けと言うよりも、在タイ中国人に向けてのものですね。
タイは世界でも屈指の華人が多い国。
一位インドネシアの767万に次ぐ、706万人の華人が生活しています。
その多くはタイ国籍を持ち、中国語はしゃべれないという人も珍しくないんだとか。
日本で最も中国の影響を受けた地域といえば、やはり沖縄でしょう。
沖縄独特の食文化は中国からの影響を色濃く受けています。
その中でも特に顕著なのが豚肉料理でしょうね。
沖縄でも中国と同じように、豚は「ひづめと鳴き声以外は全部食べる」と言われています。
そんな貴重な豚肉を保存するために生み出されたのが「スーチカー」です。
スーチカーについては以前にこのブログでも紹介しました。
今回はそのスーチカーのアレンジ料理をご紹介します。
こちらが本日の晩ごはん。
スーチカーのロースト・バルサミコソースです。
まずは上の記事を参考に、スーチカーを用意しましょう。
そのスーチカーを塊のままフライパンで炙っていきます。
火は中火~中火の強火くらい。油は引かずに、豚肉から出てくる油でじっくりじっくり炙っていきます。
スーチカーは中まで火が通っているので、表面にしっかりと焦げ目がつけばOKです。
そのスーチカーを斜めにそぎ切りにしていきましょう。
続いてソース作り。
バルサミコソースはフライパンで煮詰めていくのが一番いいんですが、面倒くさければレンジでチンでもOKです。
バルサミコソース大さじ3,はちみつ小さじ2、醤油小さじ1、バターひとかけを耐熱カップに入れ、600wのレンジで2~3分、ソースがふつふつして煮詰まってきたら頃合いです。あまり火を入れすぎるとカチンコチンになるので気をつけて。ある程度粘りのある状態がベストです。
スーチカーをお皿に盛って、ソースをかけたら完成です。
沖縄料理が本格的なフレンチ料理に早変わり。
スーチカーの程よい塩気と、ちょっと甘めのバルサミコソースがベストマッチングで、とっても美味しいんです。
豚肉の油は塩漬けして茹でる過程で大分抜けてるので、油が苦手な人でもさっぱりいただけます。
これはビールよりもやはりワインですね。
スーチカーは案外簡単にできるので、ぜひお試しください。
今日もごちそうさまでした。