こんにちは、タイの晩ごはんです。
日本ではいよいよ10連休がスタートですね。今年のGWの海外渡航先の一番人気がタイ・バンコクなんだとか。
ぜひ、楽しいバンコク・バカンスをお過ごしください。
そんなタイですが、ソンクランが終わった4月~5月頃からいよいよドリアンの旬を迎えます。
果物の王様とも言われるドリアン。
独特の強い匂いが理由で苦手な人もいらっしゃると思いますが、一度食べて虜になる人も多いんですよ。
これからドリアンの旬を迎えるタイでは、上の写真のように屋台でもドリアンを売っている光景をよく見かけるようになりました。
スーパーや市場などでは皮を剥いた状態で売られていることもありますが、皮から取り出してすぐが一番美味しいと言われているため、このように丸ごとの状態で店先に並ぶのが普通です。
お金を払うと、その場で皮を剥いて身だけを渡してくれます。
しかし、タイに住んでいるとたまに丸ごとドリアンを頂くことがあるんです。
家にドリアンの木があって、全部は食べられないからもらって!というのが一番多いパターン。
そんな場合は自分で皮をむかなければなりません。
見てください、この面構え。
さすが果物の王様ですね(意味が違う)。
トゲも固くて鋭くて手強そうなドリアンですが、実は皮を剥くのはそんなに大変ではありません。
早速やってみましょう。
ドリアンはこの大きな実の中に、通常3房の身が入っています。そしてその房ごとにトゲトゲの並びが違うんです。
上の写真、トゲトゲの並びが異なっているラインがあるのが分かりますか?
その線にそって包丁を入れていきます。
皮自体はそんなに硬くありませんが、トゲが鋭いので厚めの軍手、もしくはタオルで持ち手をしっかり保護しましょう。
両方から包丁を入れてあげると、こんな風にきれいに分かれます。
そうしたら、今度は身の部分を下にして、皮の天頂部分からもう一度包丁を入れましょう。
中の身を傷つけないように慎重に。
はい、中身がきれいに顔を出しました。
今回のドリアンに入っていた身はこちら。
皮と身の重量の比率はおよそ1:1といったところ。
料理人がいうところの「歩留まりが悪い(捨てる部分が多くて中身は少ない)」というやつですね。
丸ごと売られているドリアンは皮も込みの量り売りで、1kg100~130B(≒¥340~440)あたりが相場の値段です。
身だけで販売されている場合、もちろん単価は跳ね上がります。
今回の大きい方の身一つだけをスーパーで買うと、150B前後(≒¥510)といったところでしょうか。
タイでもドリアンは高級食材です。
日本でいただくよりはずっと安いですけどね。
肝心の味の方は、ネットリと濃厚で、濃いカスタードクリームかチーズケーキのような味わい。
臭い、臭いと言われるドリアンですが、新鮮なものは匂いこそ強いものの、あまり臭くはありません。
しかし、部屋の中に置いておくと部屋中がドリアンの匂いに支配されてしまうので、お気をつけください。さすが王様。ちょっと違う。
ドリアンはお酒と一緒に食べるのは良くないと言われていますが、炭酸系も避けたほうが無難です。
理由は、ゲップと一緒にドリアンの匂いが口の中から立ち上るため。お気をつけください。
タイではこれからがまさに旬のドリアン。
GW中バンコクに遊びに来られる際には、ぜひ一度本場の新鮮なドリアンを召し上がってみてください。
ドリアンに対するイメージが変わるかもしれませんよ!
今日もごちそうさまでした。