こんにちは、タイの晩ごはんです。
バンコクは連日40℃近い猛暑が続いています。
日本も季節外れの暑さのようですが、タイもなかなかですよ…。
雨季の真っただ中のタイは、フルーツの美味しい時期でもあります。
今回ご紹介するのは、こちらのライチ。
レイシ、ライチーとも呼ばれるライチは、中国の嶺南地方が原産と言われています。
ただ、ここタイでもポピュラーな果物。
このように、市場に行くとライチがどっさり。
ただしこのライチ、収穫の時期が6~8月ごろと限られているため、見かけたらすぐに買うのが良いでしょう。
ライチとよく似た味の果物に、ランブータンとロンガンがあります。
ランブータンもロンガンもライチと旬の時期は同じ頃で、もちろんタイでもよく食べられています。
上の写真のライチの隣に並んでいるのがロンガンですね。
ランブータンもロンガンもよく似た味ではありますが、やはりライチのほうが頭一つ飛び抜けた美味しさです。
このように、山岡さんも衝撃を受けるライチの美味しさ。
ライチはとても痛みやすく、収穫した次の日にはもう鮮度が損なわれてしまいます。
そのため、タイで売られているライチは枝付きのものがほとんど。
それでもやはり風味が落ちてしまうので、買ったらすぐに食べるのが鉄則です。
ライチの皮は薄く、このように簡単にむけます。
真っ赤な外側もとてもキュートですが、皮を向くと中から現れる真っ白で瑞々しい姿も愛らしい。
口の中に入れると、ビックリするほど甘くて美味しい。
しかも、その甘さが全然くどくないんです。
ものすごく爽やかで上品な甘さ。
楊貴妃がこのライチをわざわざ取り寄せていたというのも納得です。
ただし、楊貴妃が食べていたのは収穫して数日後のライチ。
ということは、本当のライチの美味しさを知らずじまいだったということになりますね。
この新鮮なライチを食べられるのは、本当に贅沢。
日本でも沖縄や九州などでライチの栽培を行っているようですが、ほんのわずかの量とのこと。
しかも高いんですよね。
冷凍のライチではどうしてもこの瑞々しさや、爽やかな甘さが損なわれてしまいます。
タイでは、ライチはキロあたり40~70B(≒¥140~¥250)ほど。信じられないくらい安い。
量り売りなので、その日に食べる分だけを買ってすぐに食べるのがおすすめです。
このあいだ紹介したマンゴスチンと並んで、ライチはタイの果物の中でも自信を持っておすすめできる絶品フルーツ。
時期は限られていますが、だからこそのお美味しさなんですよね。
コロナが落ち着いたらぜひライチやマンゴスチン、マンゴーにドリアンなどのトロピカルフルーツを食べにタイにいらしてください。
全部この時期が旬なんですよ。
今日もごちそう様でした。