タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

まるで地下迷宮?タオプーン市場にはディープな世界が広がっていた

はてな読者登録をする

こんにちは、バンスー地区に引っ越して一ヶ月が経過した、タイの晩ごはんです。

新しいコンド探し&引っ越しの様子を伝えた過去記事には、「バンコクの外れのバンスー地区。新しく大きなバンスー中央駅ができたため、これからますます発展が見込まれるエリアとなります」と書いてありますが、逆に言うとまだまだこの辺はのどかな下町の風情が残るエリア。

そんなバンスー地区を代表するスポットと言えば、ここ「タオプーン市場」でしょう。

タオプーン市場の入り口は、MRTタオプーン駅のすぐ近く。

Googleマップではこのようになっていますが、入り口は駅の3番出口を降りて目の前になっています。

車やバイクできても、同じようにここから入場できます。

入ってすぐの場所は駐車場になっていますが、これが夕方近くになると一変。

このように、多くの屋台が並ぶ、いかにもタイの市場らしい光景が広がります。

それにしても、停まっていた車もちゃんと移動してくれるんですね。

屋台にはこのとおり、美味しそうな食べ物が並んでいます。

こんなに安く食べ物が買えるんですから、そりゃタイの人たちは家でご飯を作らないのも理解できます。栄養の偏りが心配ではありますが。

こちらの屋台でご飯を仕入れた、本日の晩ごはんがこちらです。

チキンレッグの照り焼きに、パッタイ、ワンタン、春雨、はんぺんフライ。

全部合わせても、140B(≒¥490)ほどでしょうか。

安い。

そして美味しい。

最高。

 

しかし、タオプーン市場の魅力はこうした屋台だけではありません。

奥に進むと、さらにディープな世界が広がっているのです。

奥には衣類や日用品、野菜や肉、魚など、生活に必要なありとあらゆるものが揃っています。

全体がアーケードになっており、しかも細い路地でつながっているため、まるでダンジョン(地下迷宮)のよう。

地元の人たちはスーパーではなく、こういう市場(タラート)で日々の必要な物を手にしている人も多いのです。

 

タオプーン市場は入り口のソイから、隣のソイまでつながっており、車やバイクは一方通行になっています。

その途中、一か所だけ空が抜けているところがあり、そこから見えるのは「Ideo Mobi Bangsue Grand Interchange」というコンド。

私たちの部屋探しの時にも見させてもらったのですが、ここのプールがすごい!

インフィニティ・プールです。

こんな高級コンドの真下に、ローカル感ただよう市場が広がっているとは…。

タイの格差社会を実感させられます。

 

とはいえ、タオプーン市場はバンコクなどではもはや見かけることも少なくなった、タイの昔ながらの雑多でレトロな佇まいが残されています。

ここ、どこかに似てるな…と思ったら、そう!沖縄の牧志公設市場に雰囲気が似通っているんです。

牧志公設市場はここまで薄暗くも薄汚くもないんですが、お店の感じや空気感が非常に似ている。

牧志公設市場のとある店員さんの姿を見ても、もはやここが日本なにかタイなのか分からない。

やはり沖縄は日本というよりも、アジアなのか…。

 

バンコクの中心部では都市化の影響で、昔ながらの市場が少しずつ姿を消していっています。

そうした中で、バンスーのタオプーン市場はタイらしい市場を思う存分堪能することができます。

ちょっとディープなタイの顔を覗きに、ぜひタオプーン市場へお越しください!

 

今日もごちそうさまでした。