こんにちは、タイの晩ごはんです。
世界三大スープの一つ、トムヤムクン。
タイ料理の中でも非常にポピュラーなものですが、実は私ちょっと苦手なのです。
そんな自分を連れ出したのが、タイ語ペラペラの友人の一人。
「トムヤムクンが苦手な人こそ食べてほしい!」
と連れてこられたのが、ウィークエンドマーケットを開催中のチャトチャック公園です。
オートーコー市場とチャトチャの間にある交差点からすぐそこにあるこの入り口から入ってすぐの場所に、その店はありました。
このように、思いっきりローカルのお店。その名は「ヤムジェーウーン」。
孤独のグルメの五郎さんでもちょっと怯んでしまうような様子ですが、店内はすでに満席。並んで待っている人もいるくらいですから、知る人ぞしる名店なのでしょう。
こちらがメニュー。
観光客も多く訪れるチャトチャ公園内にあるからか、ローカルレストランであるにも関わらず、英語併記になっているのが助かります。
友人の話によると、ここの一番の名物こそがトムヤムクンなのだとか。
よし、それなら食べてやろうじゃないですかトムヤムクン!
こちらが、噂のトムヤムクン。
生のパクチーがたっぷり乗っているのが嬉しい。
一口スープをすすると、なんだろうコレ?
今まで食べたことのあるトムヤムクンとは明らかに違う。
普通のトムヤムクンはレモングラスの酸味が強くて、それがちょっと苦手だったのですが、ここのはもちろん酸味はあるものの、それを上回るコクと旨味で全体的なバランスがすごく取れている。
器の中身をよくよく見てみると、エビの味噌がたっぷり漂っている。美味しさの正体はこれか!
改めて調理場を見てみると、活きたエビがどっさり。
下手なところは冷凍のエビを使って、スープも素を使っていたりするのですが、こちらのトムヤムクンは新鮮なエビをしっかり生かしたスープなのですね。
酸っぱいだけのトムヤムクンとは一線を画す、確かにこれは絶品。
これで150B(≒¥550)ですから、人気なのもうなずけます。
トムヤムクンがこれだけ美味しいのですから、俄然ほかのメニューへの期待も上がります。
こちらは、タイ風豚しゃぶサラダのムーマナオ。
茹でた青菜と豚の薄切りの上に、青唐辛子とマナオのソースがたっぷり乗っています。
見ての通りの激辛メニューなのですが、これが不思議と箸を伸ばす手が止まらない。
辛いもの好きな人には、ぜひチャレンジしていただきたいですね。
これは、メニューの写真で気になった豚肉のピリ辛炒め。「Spicy crisp pork basil leaf」と表記されていました。
揚げた豚肉に、唐辛子とニンニクのオイスターソースでガッチリとした味。美味しくないわけがありません。
100B(≒¥350)なり。
タイ語ができなくても、このように写真の指差しでオーダー可能です。
本当はアスパラを頼んだのですが、アスパラが切れてしまったそうで、「カナーでも良いか?」と出されたのがこちら。
イカもプリプリで、優しいお味。辛いだけがタイ料理ではありません。
バンコクは中華系タイ人も非常に多いので、このようなはっきりと中華の流れを汲んだタイ料理もいただけるのです。
こちらは150B(≒¥550)。
タイではお肉よりもシーフード系が高いのはお約束。
とはいえ、この日は3人でたらふく食べても一人300Bほど(≒¥1,000)。
トムヤムクンはもちろん、他の料理も全部美味しかった。
ウィークエンドマーケットが開催中の週末だけ開いているこのお店。
これぞまさしく、隠れた名店というべきものでしょう。
もう一度、場所のおさらいを。
チャトチャ公園に最寄りのMRT、Chatuchak Park駅からは2番出口を出て右に進むと出会えます。
あ、ちなみにヤムジェーウーンにはアルコール類は置いていません。
持ち込みOKですので、ぜひ近くのコンビニでビールなどを仕入れておきましょう。
ヤムジェーウーンでいただいたトムヤムクンは、これまでの中では間違いなくNo.1。
ウィークエンド・マーケットを訪れた際には、ぜひこちらの絶品トムヤムクンもお試しください!
今日もごちそうさまでした。