(Rattcahndamri 通り バンコク伊勢丹方面から)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
こちらの屋台については何度かこのブログでも取り上げましたが,バンコクの屋台のディープさはまだまだこんなものじゃありません。
普通の屋台は朝の早い時間から通りに店を出していますが,中には夜にならないと姿を表さない屋台もあります。
今日突撃したのもそんな屋台の一つです。
暗い通りの中で煌々と明かりを灯す屋台…ちょっと怪しいですね。
でもこちらでは普通の光景で,タイ人の夜のおやつを販売している屋台の一つです。
こちらはソーセージ屋さんの屋台。
まん丸いソーセージをこれまた円形状にまとめて炭火で炙っています。
一つ2B(≒¥6.2)で,10Bとか20B分をまとめて買います。
初めてなのでとりあえず20B(≒¥62)お願いしました。
こうやってハサミで切り分けて,キャベツと唐辛子を袋に入れて売ってくれます。
長い楊枝もつけてくれたので,夜でもそのまま歩きながら食べる人も多いんでしょうね。さすが買い食い大好きタイ人です。
一体どんな味がするんでしょうか?
このソーセージを加えた今日の晩ごはんがこちらです。
今晩はソーセージ以外にもほとんど外で買ってきたものを並べました。
日本でも最近は中食といって買ってきたお惣菜で夕食を準備することも一般的になりましたが,キッチンのない家庭も多いタイでは夕方に今晩のおかずを屋台で買っているお母さんの姿を多く見かけます。
なにはともあれソーセージです。
青唐辛子がついているのがタイっぽいですね。ローカルの食堂に行くと,白いご飯を食べながらこの唐辛子をポリポリやっているタイ人を普通に見かけます。漬物感覚? ちょっとまだ真似出来ないですね。
タレが付いてなかったのはこのまま食べろという意味だと解釈し,そのまま頂きます。
食べてみると,ひき肉と一緒に中にもち米が入ってました。ビックリ。
調べてみると,『サイクローク・イサーン』というタイの東北地方の郷土料理のようです。イサーン(東北地方)風ソーセージということですね。
お米の力で発酵させる発酵食品の一種のため,独特の酸っぱさが特徴のようですが,今回頂いたソーセージは気になるような酸っぱさもなく,単なるお米入りソーセージといった感じでした。
もう少しスパイスが効いているか,それこそ発酵して酸味がある方が美味しいかもしれませんね。これはもうすこし研究の余地がありそうです。
あ,ただ一緒についてきた生姜のスライスが,生の生姜ではなくて甘酢漬け,ようはガリだったんです。これは嬉しい方にビックリ。とても美味しく頂きました。
これはトウモロコシとエリンギのバター醤油炒め。
エリンギもトウモロコシもどちらもバターとの相性バッチリのため,美味しいに決まっています。
こっちの生活ではなるべく土地の素材に合わせるようにナンプラーを使うようにしているんですが,バターに合わせるのは醤油一択です。極東の調味料とバターがこんなにも相性が良いなんて,奇跡のような出会いですね。
妻の大好物,パッタイです。
これも買ってきたものですが,白いパッタイは初めて見ました。
でも普段食べているシーズニング・ソース味の茶色いパッタイよりもこっちのほうがあっさりしていて美味しいかもしれません。妻によるとどっちも美味しいんだとか。好きな人ってそう言いますよね。
初挑戦の夜の屋台料理,サイクローク・イサーンでしたが,元々郷土料理のためか,店によって結構味に違いがあるようです。
やはりタイの屋台は奥が深いですね。
これからさらに色々探っていきたいと思います。
今日もごちそうさまでした。