タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

バンコクで串かつ食べ放題@串かつだるまトンロー店

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(串かつだるまトンロー店)

 

こんにちは、大阪新世界で食べて以来、串かつファンになったタイの晩ごはんです。

大阪の友人に聞くと、こんなに串かつ串かつと騒がれるようになったのは最近のことのようですが、美味しいですよね、串かつ。

食の都であり、日本食レストランも多く進出しているここバンコクでもその本場大阪の串かつを食べることができます。

しかも食べ放題もあるということなので、行ってきました。串かつの有名店串かつだるまのバンコク・トンロー店へ。

 場所はBTSトンロー駅から延びるトンロー通りをしばらく上がったsoi9を入ってすぐのところです。

駅からだと歩いて15分ほどでしょうか。

もちろんバイタクを使えばすぐの距離です。

 

 

我々が向かったのは平日のお昼。

ほかに客は1組だけでした。ちょっと寂しいですね。

バンコクのレストランにしては珍しく、入り口にメニューを出していないので、本当に食べ放題をやっているか不安でしたが、ちゃんとありました。

 

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こちらが平日ランチ限定の食べ放題Bセット。

週末と祝日は料金が異なるようです(未確認)。

BセットがあるのにメニューにAセットの影も見当たらないのはタイらしいですね。

枝豆のほかにこちらも食べ放題のご飯とみそ汁がついて399B(≒¥1276)。

以前はサラダと、ご飯にかけるふりかけか生卵を選べて299B(≒¥957)だったようですが、どうやら値上げがあったようですね。

卵かけご飯を食べるのを楽しみにしていたので残念です(タイでは生で食べられる卵は貴重)。

 

食べ放題以外のランチメニューもちゃんとあります。

 

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内容の異なる串かつと、サラダ、みそ汁とご飯が食べ放題、そしてこちらにはふりかけと生卵がついて199B(≒¥637)。

生卵に後ろ髪が引かれますが、串かつ5本だとやはりちょっと寂しいですよね。

ここはやはり初志貫徹で食べ放題を二人分注文することにしました。

 

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串かつにはやっぱりご飯よりもビールですよね!

ただ、ハッピーアワーの生ビール50B(≒¥160)はランチタイム適用外です。残念。

飲み放題ならランチでもOKですが、さすがに昼からはねぇ…

しかも、テーブル全員の注文が必要なので、おとなしく引き下がりました。

代わりにこちら。

 

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生中にハイボール。やはり串かつ食べてビールを飲まないわけにはいかないでしょう。

串かつだるまトンロー店のFB にアクセスると、お一人様ドリンク一杯無料のプロモをやっていました。

多分いつでもやっていると思うので、来店される方は要チェックです。

ハイボールも串カツによく合うんですよね。

 

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肝心の串かつは、こちらの注文票に希望の本数を書いて店員さんに渡すシステム。

ちなみに、店長は日本人でしたが、その他のスタッフは全員タイ人でした。ちょっと怪しい日本語でちゃんとオーダーを取ってくれます。

 

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こちらがまず第一弾。

元祖串かつ、ウズラ、ウインナー、トンビいか、ずり、カニカマです。

ソースはおなじみの二度付け禁止、それにキャベツもちゃんとついてきます。

ご飯とみそ汁は後から頼むこともできますよ。

 

では、早速いただきましょう。

まずは元祖串かつから。

ちなみに、大阪で串かつと言えば牛肉です。関東だと豚肉ですけどね。

関西=牛肉。これはデフォルトなのでしっかり覚えておきましょう。

カラリと揚げられた串カツに、ソースをドボンとたっぷりつけていただきます。

串かつは庶民の食べ物ですから、変に上品ぶらずに豪快に食べたほうが美味しいです。

上品な串かつの食べ方ってどんなんだ、という話もありますが。

串かつの牛肉自体は、やっぱりどうしてもタイの牛肉なので、大阪の味には及びません。

でも、きめの細かいパン粉でサクッと揚げられた皮や、サラリとしながらも奥深いソースはしっかり大阪の味。

ここがバンコクであることを一瞬忘れそうです。

これこれ、この味ですよ。

チープなのに洗練されていて、ジャンキーなのにどこかホッとする、これぞ大阪が生み出したB級グルメの最高峰。

他にトンビいかやずり(砂肝)も美味しかったです。

 

怒涛の勢いで第二弾。

 

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今回は餃子、さつまいも、なすび、紅しょうが、白ネギ、アスパラ、レンコンといった組み合わせ。

餃子の串かつは初めてですが、ニラがたっぷり入った餃子がなかなか美味しい。

考えたら揚げ餃子があるんだから串揚げにしてもいいですよね。

そして特に絶品だったのがアスパラガス。

これは多分タイ産のアスパラだと思いますが、瑞々しいアスパラが衣をまとって揚げられることによって、甘みが増して美味しさ増し増し。

現地の新鮮なアスパラを使っているのが勝因ですね、きっと。

串かつだからといって日本のメニューにとらわれずに、タイの食材でタイローカルの串かつを開発するとさらに可能性が広がるんじゃないでしょうか。

うーん、例えばパクチーや青パパイヤ、空芯菜の串かつなんて案外美味しいんじゃないかと思うんですが、どうですかね?

 

まだまだ食べますよ。第三弾。

 

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しいたけ、ジャガイモ、ミニトマト、玉ねぎ、もち、カボチャにとんかつ。

これで一応食べ放題の全メニュー制覇です。

期待していなかったのに意外と美味しかったのがしいたけ。

あ、いやシイタケ好きですよ?

でも串かつにするとどうかなぁ?と思っていたんですが、水分を保ちつつ旨味が凝縮されて、これは一本取られました。

ちなみに、3回注文して3回とも頼んでいない串揚げが紛れ込んでいたり、反対に注文したものが入っていなかったりしました。

まぁ、食べ放題だからいいんですが、味以外のところはしっかりタイですね。

 

この後は美味しかったものをもう一度頼んで、結局今回二人で食べた串揚げは計56本。

正直、最初はもうちょっと食べられるかな?と思っていたんですが、やっぱり揚げ物は途中からグッと胃に来ますね。

それでも久々の串かつを十二分に堪能することができました。

60分の時間制限とありましたが、店員さんが時間を計っている様子もなかったので、食べ盛りの子たちならさらにもっと食べられるかもしれませんね。

 

好きなだけ串かつを食べられて、お一人様399B。

これを高いと見るか妥当ととるかは人それぞれですが、個人的な意見を言わせてもらうと、あまりコスパはよくないかなぁ。

400Bも出せばちょっといいホテルのランチビュッフェだって行けちゃいますし、バンコクのちゃんとしたお寿司ランチだって食べられちゃいます。

しっかり美味しかったですし、これ以上ないくらいお腹もいっぱいになりましたが、もう一度行きたいか?と問われると…。

やっぱり100Bの値上げの影響は大きいですね。

ただ、バンコクで串かつを食べたいという要求にしっかりとした味で応えている、というこの店の存在に価値はあります。

ハッピーアワーにビールのつまみとしてちょっと串かつをひっかけて、また別の店に...なんて楽しみ方もできそうですしね。

ちょっと今後もしばらく様子を見守っていきたいと思います。

 

今日もごちそうさまでした。