(セントラルプラザ・グランドラマ9)
こんにちは、タイの晩ごはんです。
話によると、春節で海外に出かける中国人の人気No.1がここタイのようで、今年も大勢の中国人観光客の姿が見られました。
バンコクの街中も春節ムード一色で、上の写真のように各モールやスーパーなどもこぞって中国人観光客を歓待しています。
とはいえ、バンコク在住の日本人である我々にとっては特に普段と変わらない日常です。
街中を歩いていても、巷で言われるようなマナーの悪い中国人観光客に遭遇することもなく、ごくごく穏やかな春節だったように思います。
あ、ただ上の写真のセントラルプラザで獅子舞が披露された際に、大量の爆竹が鳴り響いたのにだけはさすがにちょっと面喰いました。中国では春節に欠かせない爆竹ですが、我々には心の準備というものが必要でしょう。
北京では今年、大気汚染への懸念から春節中の花火・爆竹の類が禁止されたそうです。
そう言えば、ここ数週間バンコク市内のPM2.5の濃度の値がひどく、注意喚起がなされています。これもきっとその爆竹の影響...なわけはないですね。とにもかくにも、ここしばらくバンコクを訪れる予定のある方は、マスクの用意をお忘れなく。
大気汚染で負担のかかったのどの消毒のために...というわけではありませんが、久々に ヴィラマーケット にやってきました。お目当てはもちろんワインです。
タイのワインが割高 なのはこれまで何度かお伝えしましたが、ヴィラマーケットにはお値打ち品のワインも色々とそろっているんです。
特にこちら。
オーストラリア産ワインの特設コーナーがつくられています。
そのお値段は均一料金でなんと199B(≒¥676)。
タイで買えるワインの中では格安と言えるんじゃないでしょうか?
とはいえ、安かろう悪かろうでは意味がありません。
ここはぜひその味を確かめなければ!というわけで一本購入しました。
こちらが本日の晩ごはんです。
タイではワインの購入自体もそうですが、合わせる料理をどうするかにも頭を悩ませます。
今回はヴィラマーケットに向かう途中におあつらえ向きの屋台を発見したので、そこで主菜を調達してきました。
串焼き屋さんですね。
気に入った具材を自分で選んで手渡せば、その場で炭火を使って炙ってくれます。
野菜やキノコ、ホタテなど色々ありますが、今回は豚バラ・鶏肉・鶏皮をチョイス。
一本当たり15B(≒¥51)というお値段もリーズナブルですよね。
ワインはこちらです。
小鳥のエチケット(ラベル)がかわいい『Runours』です。
色合いはやや明るめ。むせかえるような、というほどではありませんが、チェリーのようなさわやかな香りと同時に、かすかなスパイスのような香りも感じられます。
うん、なかなか良さそうですよ。
では実際にテイスティングしてみましょう。
ワインを少量含み、口の中で転がすと、口当たりはソフトながら、ちゃんとタンニン(苦み)も舌に残ります。
もちろんこのお値段ですから、あくまでもミディアムライトといったくらいですが、香りも味も悪くありません。
舌にグッと残る味わいはカベルネ・ソーヴィニオンを感じさせますが、カベルネ独特の鼻の奥からフワッと抜けていくような強い香りはありません。
メルローほど穏やかでもないので、おそらくカベルネ・フランとグルナッシュあたりのブレンドでしょうか?
ブドウ品種の情報はありませんでしたのであくまでも推測ですが、どちらにせよこのワイン、悪くはありませんよ。
むしろ、お値段を考えると十分イケてるんじゃないでしょうか。
屋台の串焼きとも合わせてみましょう。
ワインと合わせるために、屋台のおばちゃんおススメのチリソースは丁重に断り、塩焼きにしてもらった豚バラ肉は思った通りワインともピッタンコです。
粉唐辛子が降りかかった鶏皮。ビールと合わせるには文句ないんですが、ワインにはちょっとミスチョイスだったかも?と最初は思ったんですが、スパイスの風味を持つこのワインならば、ケンカすることなく口の中でちゃんと共存してくれました。
トマトサラダとチーズが赤ワインに合わないはずもありませんよね。
結果として今晩の我が家の食卓は大成功。
199Bでこのクオリティの赤ワインが、しかもタイでいただけるのであれば何の文句もありません。
久しぶりの赤ワイン、堪能させてもらいました。
もちろんバンコクでも、それなりのお金を出せばもっともっと美味しいワインもいくらでも手に入ります。
でも、やっぱり日常的に安くて美味しいワインを飲みたいですよねー。
ヴィラマーケットはそんな庶民の願いを満たしてくれる心強い味方です。
美味しいワインでお腹も心も大満足ですが、199Bワイン、他にもありましたね...。
これはちょっと味をしめて、ヴィラマーケットには近々またお世話になりそうです。
今日もごちそうさまでした。