(soi chulalaongkorn 5)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
年中暑いと思われているタイですが,正真正銘の暑い時期がやってこようとしています。
そう,暑季です。
当ブログでも度々取り上げていますが,タイには3つの季節があると言われています。
6~10月の雨季,11月~3月前半までの乾期,そして3月後半から5月頃まで続く暑季です。
今はちょうど乾期から暑季へと季節が移り変わる頃。
1年の中でも暑さのピークを迎える ソンクラン に向かって,少しずつ暑さが増してきています。
今日の予想最高気温は34℃。湿度も84%の予想なので,暑苦しい1日になりそうですね。
こんな時にはやはり英気を養うしか!
という理由付けをしたわけではありませんが,先日いただいた ヴィラマーケットの安旨ワイン が思った以上に美味しかったため,この日も購入してしまいました。
それがこちら。
先日いただいた『Runours』と同じオーストラリアワイン,そして値段も同じ199B(¥676)の『Five Friends』です。
タイでこのお値段でワインが飲めれば,本当に良いですよね。
問題はお味です。
『Runours』のコスパが良かっただけに,この『Five Friends』にも期待したいところですが…
エッジの色合いは深いルビー色からややレンガ色に傾きかけたくらい。
香りはややスパイシー。
一口いただきます。
うん,問題なく美味しい。
『Runours』ほどのフレッシュさはないものの,代わりに落ち着いた味わいと香りが楽しめます。
もちろん“お値段なり”という但し書きはつきますが,十分に美味しいワインじゃないでしょうか。
何よりもタイでこのお値段で,ちゃんとした味わいのワインが飲めるという所に価値がありますよね。
「お前さん,やるじゃないの!(@めしばな刑事タチバナ)」ってなもんですね。
ワインに合わせて,本日用意した主菜はステーキ。
牛肉があまり食べられないタイでステーキ用のお肉は決して安くはないんですが,この日は見切りの半額で売られていたため,迷わずゲット。
鶏肉と違って熟成が大事な牛肉は,賞味期限間際で購入してもまったく問題ありません。
ステーキは簡単なように見えて,焼き方には意外とコツがいります。
私も色々試行錯誤しましたが,今の所ベストと思える焼き方について紹介させてください。
まずは牛肉を常温に戻します。
地味に思えますが,これ超大事!
冷蔵庫から出したばっかりの冷たいお肉だと,いくら上手に焼いても水っぽくなってしまいます。
必ず焼く前に冷蔵庫から出して常温に戻してください。その間,キッチンペーパーなどでお肉を巻いておくと,余分なドリップも吸収できてベスト。
では焼いていきましょう。
塩・コショウは焼く直前に。塩の浸透圧効果で肉汁が外に出ちゃいますからね。そこを気にして塩は焼いた後に!という人もおられますが,個人的にはどっちでも問題ないと思います。
フライパンは十分に熱しましょう。
表面から薄っすらと煙が上ってきたら,牛脂をひいていきます。日本のスーパーならお肉売り場に置いてあるのをもらえるはずです。バンコクのスーパーには残念ながら牛脂無いんですよね-。仕方ないのでオリーブオイルで代用します。
火は強火のままで,まず片面を焼いていきます。お肉をいじりたい気持ちをグッと我慢して,焼き目がつくまで手を触れずにじっと待ちましょう。
その間に濡れ布巾を用意してください。水は固く絞らずに,ある程度濡れた状態でOKです。
しっかりと焼き目がついたらお肉を返します。
すぐさま,フライパンを先ほどの濡れ布巾の上に乗せましょう。強火で熱し続けたフライパンの余分な熱を取るための手段です。
ジューッという音がなくなったら,フライパンを火に戻します。フタをして,弱火で今度は肉を蒸し焼きにしていきます。まず片面を一気に焼き上げて肉汁が逃げるのを防止して,余分な熱を取ったフライパンを使って弱火でジックリ蒸し焼きにすることによって,レアでも中にちゃんと火が入った状態に持っていくんです。
お肉の焼き具合は表面を突いて確認します。自分の手の親指と人差指をくっつけて「OKサイン」の状態を作ってください。この状態で,親指の付け根,手首の上辺りの手のひらの肉をプニプニ突いてみましょう。この感触が,レアの焼き上がりの状態です。今度は中指で同じように。この感触がミディアム。薬指がウェルダンです。最初はちょっと判断が難しいかもしれませんが,何度か試せばお肉の焼き上がり状態をバッチリ把握できるようになりますよ。
お好みの焼き加減になったらお肉をお皿に上げましょう。続いてソース作りです。
フライパンにはお肉の旨味が残っていますから,これを無視するわけにはいきません。
火を中火の弱火くらいにして,バターをひとかけ投入します。
ヘラを使って,フライパンの表面に残ったお肉の旨味をこそげ落とすようにしてバターと合わせていきます。
溶け切ったバターから細かい泡が出てきたら,お醤油を一回し。焦げた醤油の香ばしい香りがたまりませんね。お肉に合う一番のソースは醤油だと思います。ハイ。
バターと醤油がきれいに混ざりあわったら完成。先ほどのお肉にかけましょう。簡単に出来ますが,とっても美味しいソースなんですよ。ハンバーグにもオススメです。
バターと醤油のグレイビーソースを身にまとったお肉を一噛み。咀嚼しながら『Five Friends』を口に含むと…
ク~ッ,たまりませんね!
お肉の旨味とワインの芳香さが口の中で混じり合って,美味しさの掛け算です。
そしてワインが口の中に残るお肉の脂をきれいに流してくれるので,次の一口がまた美味しくなるんですよね。
豚肉も鶏肉ももちろん美味しいけれど,牛肉とワインの組み合わせはやっぱり最高です。
それもこれも,安くて美味しいワインが購入できればこそ。
他にもいろんな安旨ワイン,そしてもちろん高級ワインも揃えているヴィラマーケットについては,こちらのトピックをご覧ください。
これからもまだまだヴィラマーケットにはお世話になりそうです。
今日もごちそうさまでした。