(ラオス大統領官邸)
こんにちは,タイの観光ビザ取得のためラオスに来ているタイの晩ごはんです。
初日の様子は ビザ取りラオスの旅①~飛行機とバスでラオス入国~@ビアラオで焼肉を のトピックをご覧ください。
本日はいよいよビザの申請にタイ大使館に向かいます。
とは言ってもホテルの目の前なんですけどね。
ラオスでのタイ観光ビザ申請のために必要な書類は
- 申請用紙
- パスポート
- 入国カード
- 証明写真2枚
- パスポートの顔写真のページのコピー
- ラオス入国のスタンプが押されたパスポートのページのコピー
の6点が必要です。
この内,ラオス入国後にしか準備できないものは「ラオス入国のスタンプが押されたパスポートのページのコピー」のみ。残りは事前に準備が可能です。
ラオスのタイ大使館用の申請用紙は こちら からダウンロード可能。そんなに難しいところもないので,事前に記入しておけば楽ですが,タイ大使館の周りでは代書屋さんが懸命に客引きを行っているので,彼らに任せるのも一つの手です。その際にはタイの住所と電話番号,メールアドレス,タイ人の保証人(もしいれば)とその住所・電話番号を1枚の紙に書き出しておけば後は全部やってくれます。
料金は100B(≒¥340)。写真が必要な場合は別途100B,コピーは1部5Bです(≒¥17)です。
私たちは事前にすべて用意してあったので,ラオス入国のスタンプのコピーだけが必要だったのですが,コピー1枚20Bとふっかけられました。もちろん華麗にスルーです。コピーは大使館内でも5Bでとれますし,別の代書屋さんに聞いたらちゃんと5Bでやってくれました。金額の大小の問題じゃないですよね,こういうのって。
申請受付が始まるのは8:30から。
余裕をもって8時前には大使館に入ったのですが,この時点ですでにこんな様子でした。
この日は月曜日。土日空けなので通常よりも多くの申請者が訪れているようです。この後もドンドコ人が増え続け,最終的にはざっと2~300人はいたでしょうか。ツアーの団体さんもいくつか来てましたね。
観光ビザ(シングル)の申請に必要な費用は一人1000B(≒¥3400)。仮に300人だとするとこの日だけで焼く340万円の売上(?)です。結構な収入になりますよね。
この人数ですから,かなり待たされるのを覚悟していたんですが,そこはやはり大事なお客様(違う)。大使館側も人数を増やして対応してくれたようで,9時過ぎには書類の提出が完了しました。
この日は受付番号をいただいて,手続きは一端終了。明日この受付番号とパスポートを引き換えますから,無くさないように大切に持っておきましょう。申請料の1,000Bも明日支払います。
さて,やることがなくなってしまいました。
そのままホテルで休んでいても良いのですが,そこはそれ。奥様と友人方は買い物に出かけるそうです。
こういう時男性としては黙って付いて行くしかありませんよね。
ビエンチャンのメインロード界隈には雑貨屋さんなどが立ち並び,観光客も大勢訪れていました。
好きな人はこういうのたまらないんでしょうが,なにせ…(自主規制)
私としては写真を撮るくらいしかやることがないのですが,女性陣はそれなりに満足されたようです。良かったですね。
そろそろお昼になりましたので,ランチに繰り出しましょう。
出ました!バインミーです。
ベトナムで食べて以来すっかりハマったバインミー。いわゆるバケットサンドですね(ラオスでは「カオチー」と言うようですが,今回はバインミーで統一します)。
ベトナムと同じく,ラオスもフランスの植民地だった歴史を持つため,美味しいフランスパンが普通に食べられるんですね。
タイでは美味しいパンに出会うのは至難の業なので羨ましい限りです。
お伴はもちろん ビアラオ。お昼からスミマセン。でも昼間っからのビールは旅行の醍醐味ですよね?ね?
いただいたのはパテとオムレツのバインミー。オレンジジュースとコーヒーがセットになって28,000K(≒¥360)でした。本当はブレックファースト用のサービスメニューらしいのですが,ランチタイムの始まるギリギリ直前に滑り込んだため,お店の人自らこっちがお得よ,と勧めていただきました。
本当に朝からこんなの食べられるの?という位のボリューム。
バケットの皮はパリパリ,中はフワフワでとっても美味しい。パテも中々の味でしたが,オムレツが抜群!でしたね。そのままでも十分な美味しさでしたが,お店の人に頼んで出してもらったチリソースをかけて頬張ると,もう!
ベトナムのバインミーとの一番の違いは,ベースとなるレバーペーストの有無でしょうか。
ベトナムのバインミーはそのレバーペーストをたっぷり塗った上に,様々な具材を挟んでいくのですが,ラオスのバインミーはプレーンのバケットに具材を挟みこむのが特徴のようです。
もちろんどちらも美味しいのですが,個人的にはベトナムの奥深い味わいのほうが好みかなぁ。
ランチの後はカフェでゆったりと休んで,ホテルに帰る…わけではありません。
ビエンチャン旅行のもう一つの目玉,ナイトマーケットに繰り出しました。
屋外のマーケットと言えば,何と言っても我が家からもほど近いチャトゥチャックの ウィークエンドマーケットが有名ですが,ここビエンチャンのナイトマーケットもかなりの数の出店が並んでいました。
メコン川の土手沿いにあるマーケットなので,マーケットが細長く伸びているのが最大の特徴でしょうか。端から端までは結構な距離がありますが,ウイークエンドマーケットとは違って現在地がさっぱりわからなくなる心配がないのは良いかもしれませんね。
ここでも主役は奥様とご友人たちです。
男は黙って付いていくのみ。
その忍耐が報われるときがやってきました。
晩ごはんはマーケットのすぐ近くにあった屋台でとることにしました。
屋台と言ってもテーブルをいつくも構えるちゃんとした店で,しっかりとしたメニューも用意してあります。
まずはソムタムとカオニャオ(もち米)。この鉄板の組み合わせはタイとまるっきり一緒ですね。それにしてもカオニャオの量が半端ない。
続いては「ラープ・ビーフ」。
ラープはラオスの代表的な料理で,お肉をレモングラスやミントなどと混ぜ合わせた炒め物です。具材は他にも鳥や豚,シーフードなど様々。お肉の旨味をレモングラスの酸味がうまく引き立てています。そしてしっかり辛い!この料理,実はもともとタイのイーサーン地方の料理らしいのですが,イーサーン料理の最大の特徴もその辛さ。タイに来て辛いものへの耐性も大分できてきたと思うのですが,この辛さはヤバイ。でもウマイ。病みつきになりそうです。本来はカオニャオと一緒に食べてこそ真価を発揮するそうなんですが,ビアラオとも絶望的に合うんですよね。いくらでもビールが飲めそうです。
こちらはアヒルの炭火焼きです。
バンコクで アヒルのくちばし を食べたことはありますが,こちらはお肉。当然といえば当然ですが,やっぱりお肉のほうが断然美味しいですねー。柔らかくてジューシーな肉は噛むと肉汁がジンワリと染み出てきます。下手なアヒル肉だとちょっと臭いがキツイこともあるんですが,ここのはそんなこと一切ありません。炭火でじんわりと焼くのも良いんでしょうね。炙られた香ばしい香りがさらに食欲をかきたてます。
そしてこちらもラオス名物の「サイ・ウア」,ラオス・ソーセージです。
このソーセージがまさに絶品!皮はパリッパリで,噛むと肉汁と一緒に肉の脂身が溶け出してきて,最高にジューシー。肉の臭みをハーブが上手に消し去りつつも旨味を引き立てているので,いくら食べても飽きません。間違いなく本日一番の味です。みんな大人なので,奪い合って食べるようなことはしませんが,最後の方は牽制しあっていたように見えたのは決して気のせいではない,はず。
それにしても,どれもこれも本当の美味しかったですね。しかもこれだけ食べて飲んで,一人700円もしなかったんですから,コスパ良すぎです。タイ料理と同じ系統の料理ではありますが,バンコクだとこの値段では絶対に食べられませんね。
ラオス料理を満喫しきった夜でした。
明日ビザを受け取ったら後は帰るだけ。
バンコクとは違って刺激の薄い街ではありますが,その食文化はタイのそれにまさるとも劣りません。
これからラオスに行かれる方は,雑貨屋さん巡りももちろん良いけれど,ラオス・グルメを堪能するのも忘れないで下さいね。
今日もごちそうさまでした。