(Mongkol Wattana Chicken Rice)
こんにちは、タイ料理の中ではカオマンガイが一番好きなタイの晩ごはんです。
当ブログではこれまで何度もカオマンガイを取り上げてきました。
バンコクで有名な『ピンクのカオマンガイ』や老舗のカオマンガイ屋さんなど、色々なカオマンガイを食べ歩いてきましたが、ついに最高のカオマンガイに巡り会えたかもしれません。
場所はこちら。
BTSの終点、ウィークエンドマーケットが開かれるチャトゥチャック公園最寄りのモーチット駅から、さらにパホンヨーティン通りを北上すること車で約10分。soi 37/1の入り口付近に店を構える「Mongkol Wattana Chicken Rice」さんです。
バンコク市内からはちょっと遠いんですが、実は我が家からすぐ近くのこのお店。前々から気にはなっていたんですが、友人が「あそこは人気のカオマンガイ屋さんで美味しいよ!」という声に後押しされて駆けつけました。
店の構えも、店内の様子もバンコクによくある路面店の食堂と変わりはありません。
軒先のショーケースに吊るされた鶏がカオマンガイ屋であることをアピールしていますね。
メニューはこちら。
上から普通の「カオマンガイ」、蒸し鶏と揚げ鶏のハーフ&ハーフの「カオマンガイ・トート」、そして一番下が「カオマンガイ+クルンナイ(モツ)」となっています。
カオマンガイ一本で押すこの店の意気込み。専門店としての矜持が感じられます。
食べたことがない「カオマンガイ+クルンナイ」も気になりますが、やはりここはカオマンガイで。
こちらがやってきたカオマンガイのピセ-(大盛り)です。
大盛りでも50B(≒¥170)と料金が変わらないのはなぜなのか?ちょっと疑問ですが、良しとしましょう。
ピセ-を注文すると、スープも大きな器でやってきました。
カオマンガイはこのスープもメチャウマなので、嬉しいですよね。
こちらがアップで撮ったカオマンガイ。
蒸した鶏肉が見るからにツヤツヤとしていて美味しそうです。
では、いただきましょう。
鶏肉はほんのり温かく、見た目通りとってもジューシー。
変なカオマンガイ屋さんだと、鶏肉が昨日の余り物で冷めきっていたり、パサパサだったりすることも多いのですが、こちらは人気店ということもあって回転も早いのか、朝蒸したての鶏肉を使っているのかもしれません。
鶏肉の旨味をしっかりと吸い込んだご飯は口の中に入れるとホロホロと崩れていきます。
この食感、何かに似ている?と思ってしばし思考にふける…。
あ、そうだお寿司だ!
このライス、一流の寿司職人が握った酢飯と食感がそっくりなんです。
お寿司を口に入れた瞬間、酢飯がほどけて旨味が口の中一杯に広がるあの感じ、分かりますよね?
まさかカオマンガイを食べてお寿司を思い出すことになるとは思ってもいませんでしたが、それほどにこちらのライスは美味しい。
カオマンガイの味を左右するタレは、ジャンの中に辛味と酸味が程々に共存しています。この抑えめな味わいが、旨みたっぷりのライスとチキンの味わいをより引き立てているんですね。
ソースが自己主張しすぎること無く、主役である鶏肉とご飯の引き立て役となるこのバランスも、ほかのカオマンガイ屋さんにはない特徴です。
鶏肉もご飯もタレも、そしてもちろんスープも抜群に美味しい!
カオマンガイなんてどこで食べても同じでしょ?と思っている方にこそ食べてもらいたいカオマンガイです。
バンコクの中心部からはちょっと遠いのが玉にキズですが、こちらのカオマンガイはわざわざ食べに来る価値あり!と断言できます。
来年にはBTSが延長されて、この店の近くにも駅ができる予定(soi 41に建設中)のため、さらに行きやすくなるでしょう。
タイの晩ごはん的No.1のカオマンガイ、「Mongkol Wattana Chicken Rice」にぜひ一度お越しください。
今日もごちそうさまでした。