タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

Ari駅そばの屋台通りが復活!@でもお目当てはジュブジュブカオマンガイではなく…

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こんにちは、屋台大好きタイの晩ごはんです。

タイライフに欠かせない屋台ですが、実はバンコクの再開発に伴い、中心部では路上に店を構える屋台がドンドン撤去されているそうです。

BTSのAri駅すぐ側にある屋台通りもその一つ。

駅3番出口の目の前に建つPiyawan Towerの脇の小さな通り沿いに、いくつもの屋台が並ぶソイですらない小さな通りがあったのですが、昨年ここも屋台が撤去させられてしまいました。

ところが、先日ふとここを通りかかってみると、なんとその屋台通りが復活しているではないですか!

 

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このように、多くの屋台が並んでいます。以前よりもちょっとこざっぱりときれいになったかな?

このあたりはビジネス街ということもあり、多くの人で賑わっています。

この屋台通りといえば、なんといっても大きなプレートの上に盛られた4種類のカオマンガイが楽しめる「ジュブジュブカオマンガイ」が有名ですが、私のお目当てはこちら。

 

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おかず乗せごはん屋さんです。

この店は路面店ということで、屋台が撤去させられた後も引き続き営業を続けていたのですが、訪れたのは久しぶり。

 

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こちらの店内も以前に比べるとこざっぱりとした内装になっています。

おかず乗せ屋さんなので、注文方法はショーケースに並んだおかずの中から好きなものを指差しで注文するだけ。

おかずを何種類オーダーするかで料金が変わりますが、ビックリするのはそのお値段です。

  • おかず1種類:25B(≒¥87)
  • おかず2種類:30B(≒¥105)
  • おかず3種類:35B(≒¥120)
  • 目玉焼きなどのサイドディッシュ:各10B(≒¥35)

という衝撃プライス。

バンコクでここより安いおかず乗せご飯屋さんにはまだ出会えていません。

もちろん、安かろう悪かろうではなく、肝心の味の方もバッチリ。

 

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こちらは鶏のレッドカレーと、ゴーヤーの卵炒め。

レッドカレーはしっかり効いたスパイスを、ココナッツがほんのりまろやかにしてくれています。美味。

タイのゴーヤーは沖縄のものと比べると苦味もマイルドなので、ゴーヤーが苦手な人でも大丈夫。逆にゴーヤー好きには物足りないくらいかな。

このゴーヤー炒めも、豆腐が入ればそのまんまゴーヤーチャンプルーですよね。レッドカレーの辛味をゴーヤー炒めで中和させて、いくらでも食べられそう。

 

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こちらはタイ人のソウルフードであるガパオに、イエローカレーです。

イエローカレーにはコブミカンの葉もしっかり入っていて、お値段を考えると信じられないクオリティ。

ガパオも唐辛子がしっかりと効いた、本格的な味わいです。

この店は現地の人が利用する食堂のようなお店なので、現地のお惣菜が楽しめます。

でも、ただ単に辛いだけではなく、どことなく優しい味わいが感じられるんですよね。

ふんわりと炊きあがったご飯の食感も、その優しい味わいを生み出している原因なのかも。

タイらしく、ご飯の盛りは少なめなので、大盛りにするとちょうどいい感じ。それでもこれで一皿35B(≒¥120)ですからね。

本格的なタイのお惣菜がとってもリーズナブルに楽しめる、Ari駅そばのおかず乗せごはん屋さん。

もちろんジュブジュブカオマンガイも良いけれど、こちらもかなりオススメです!

 

バンコクのなんとも言えない街の雰囲気を生み出している数々の屋台。

街がキレイになるのは良いんだけれど、その街にしかない味わいが無くなってしまったら、もったいないですよね。

Ari駅そばの屋台通りの復活は、そんな中でささやかながらもホッコリと嬉しくなる光景でした。

 

今日もごちそうさまでした。