タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

骨折した足でタイ・ライオン・エアには搭乗できるのか?

はてな読者登録をする

f:id:dctyk:20190921104243j:plain

 

こんにちは、タイの晩ごはんです。

突然の事故に見舞われた前回の続きです。

事故に遭ったのはお昼前。日付が変わって朝5時のタイライオン・エアで日本に一時帰国する予定でした。

今回のケガは正確に言うと骨折ではないのですが、同じようにギプスで固定し、松葉杖をついている状態で飛行機に乗れるのか?

医師は診断書を書くので、それを見せれば問題ないとのこと。

その言葉を信じて、特別な準備もしないままバンコクLCC専用(?)空港、ドンムアン空港へ向かいます。

チェックイン時に、タイ人のお姉さんに「その足どうしたの?」と軽く詰問。

眉間にシワをよせて、そんな状態で飛行機に乗るつもり?といった表情。

タイは微笑みの国と言われていますが、バンコクに限って言えばいつでもスマイリーというわけではありません。

医師に書いてもらった診断書を渡すと、食い入るように書類を見つめます。

自分では対処法がよくわからなかったのか、隣のお姉さんに質問し、電話で確認したあと、「OK」と了承してくれました。

ただし、追加費用として600B(≒¥2,100)が必要とのこと。

なんのための費用?と聞くと、車椅子と優先搭乗のための費用だそうです。

さすがはLCC。全ての追加サービスには費用が発生するのですね。

まぁ、この金額はあとで保険請求がききますし問題ありません。別のカウンターに向かって追加料金を支払います。

 

f:id:dctyk:20190921084800j:plain

 

支払いを済ませて後ろを振り返ると、車椅子を用意したスタッフの姿が。

仕事早いね!

車椅子に乗り、搭乗手続き、ボディチェック、イミグレーションと全てこのスタッフに押してもらって、優先的に手続きしてもらえました。

う〜ん、600B払うだけでこんなに楽チンなら、たまの車椅子も悪いものじゃないですね。

もちろん、日常的に車椅子の利用を余儀なくされている人はたくさんの不便があるでしょうが。

こうして無事にライオン・エアの機体に乗り込むことができました。

 

f:id:dctyk:20190921111237j:plain

 

席も機体前方に設けられている、赤いヘッドカバーが目印の Lion Seat に変更してもらいました。

今回はいつも利用しているバンコクー成田便ではなく、大阪行きの便だったため、機種も最新のエアバスA330−300ではなく、ボーイングの737−800でした。

LCCなのに最新機種で空の旅が快適な、ライオン・エアの成田ーバンコク便についてはこちらの記事をご覧ください。

 


大阪便の機体には成田便の機種にあったようなモニターはなく、座席も3−3ですが、上の写真を見るとわかる通り、とにかくガラガラ。

早朝便だったからか、夏休みが終わった直後だったからかは不明ですが、一人で3席独占して横になって快適に移動できました。

LCCなのにこんなにガラガラで大丈夫か?ライオン・エア。

 

関空到着後も車椅子+優先的に移動できたため、とにかく快適。しかも車椅子を押してくれたスタッフがタイ人の子で、少しタイの話をして盛り上がりました。

こうして足首ギプス+松葉杖でしたが、無事に飛行機に搭乗して日本に帰ることができました。

基本的には骨折でも飛行機の搭乗は問題ないとは思いますが、気圧の関係で痛みが増したり、航空会社によって対応も変わってくると思うので、事前に確認&医師の診断書をもらえるならもらっておく、ということが必要になるかと思います。

 

大阪で友人たちと合流し、まずはエビスビールで一杯。

 

f:id:dctyk:20190921084813j:plain

 

JR大阪駅、阪急梅田駅のすぐ近くにある「エビスバー・ホワイティうめだ店」。こちらでは限定モノを含めた、エビスビールの樽生がいただけます。

私たちはエビス・マイスターと琥珀エビスをいただきました。

あー、エビスビール美味しい!

私、日本ビールの中ではエビスビールが一番好きなんですよね。

久しぶりのマイスターと琥珀エビスを堪能させてもらいました。

そしてこのお店のホール・リーダーの方の対応がすばらしい。

こちらが入店する前にさっとドアを開けてくれて、気持ちのいい挨拶と、こちらのケガを見て必要かつ丁寧な気配り、帰るときにも笑顔と挨拶で見送ってくれて、本当のホスピタリティが感じられる対応でした。

こういう店だったら、また行きたくなりますよね。

一時帰国中は、こうした日本のサービス業のレベルの高さを実感させられます。

サービスチャージもチップも不要で、こんなに高い質のサービスを受けられるんですから、そりゃ日本を訪れる外国人観光客が増えるのもわかります。

ただし、サービスを提供する側にもしっかりとした見返り(給与が上がるとか)があるといいんですが…。

 

ビールで喉を潤したあとは、近くの居酒屋へ繰り出します。

 

f:id:dctyk:20190921084819j:plain

 

居酒屋って日本が誇るべき食文化だと思いますね。

お酒が飲めて、美味しい食事もたっぷり。

 

f:id:dctyk:20190921084855j:plain

 

マゴチの薄造り。

日本に帰らないと、なかなかこういう美味しい白身のお刺身はいただけません。

 

f:id:dctyk:20190921084858j:plain

 

タイのアラ煮。

これも日本酒がすすみます。

甘辛い味付けがThe・和食。

 

f:id:dctyk:20190921084900j:plain

 

マグロのカツ。

これが魚とは思えない食感で、とても美味でした。

 

f:id:dctyk:20190921084902j:plain

 

鶏刺しです。

タイでも鶏肉はよく食べますが、さすがに鶏刺しはムリですね。

ごま油とポン酢、わさび醤油でいただきましたが、ごま油がベストでした。

 

f:id:dctyk:20190921084904j:plain

 

ほかにもいろいろ食べましたが、かしわ釜飯で〆。

タイ米も大好きですが、やっぱり日本米も美味しい〜。

久しぶりの居酒屋グルメを堪能しました。

 

出発当日の交通事故で一時はどうなるかと思いましたが、なんとか無事に日本に帰ることができました。

一時帰国中に日本の美味しいものをたくさん食べたいですね。

 

今日もごちそうさまでした。