こんにちは、ビールはドライ系よりも断然エビス派のタイの晩ごはんです。
暑季まっただ中のタイ・バンコクは、連日うだるような暑さが続いています。
これだけ暑いと美味しさもひとしおなのがビール。
今日はちょっと変わったビールを見かけました。
それが、タイの二大ビールメーカーの一つ、チャンの新製品「チャン・エスプレッソ」です。
エスプレッソってどういうこと?と思ってラベルをまじまじ見てみると、「COFFEE INFUSED BERR」と書かれています。
つまり、コーヒー入りのビールっていうこと?
日本でも炭酸コーヒーを時々見かけることがありましたが、それのビール版ということでしょうか。
コーヒーの入った炭酸系というと、「めしばな刑事タチバナ」の炭酸コーヒーの回が思い出されます。
タチバナさんによると、コーヒー✕炭酸は「業界の悲願」なんですね。
チャン・エスプレッソがこの流れにあるかどうかは不明ですが、これはやはり試してみるしか無いでしょ!
こちらがそのチャン・エスプレッソ。
見た目も褐色でいかにもコーヒーっぽい。
肝心の味はどうでしょうか?
一口チャン・エスプレッソを含むと、口の中にコーヒーの香りがフワッと広がります。
そして喉元を過ぎた頃に、ビールの苦味と風味が追いかけてくる。
う~ん、これ、不味くはないですが、わざわざビールにコーヒーを合わせる意味はあるでしょうか?
コーヒーもビールも苦味や渋味、深みなどが美味しさのポイントなわけで。
チャン・エスプレッソではそれらが重複されるわけではなく、むしろ打ち消し合っているような印象を受けます。
炭酸コーヒーもそうですが、なんとなくの中途半端感が全体に漂う。
この日はビールに合わせて夕食にはステーキとフライドポテトなどを用意したのですが、それらとの組み合わせもイマイチ。
ただ、二口三口と飲み続けていくと、少しずつチャン・エスプレッソにも慣れてきました。
食事に合わせるにはちょっと厳しいですが、ビール単体として見ると案外ありかも?
というか、飲みながらふと思いついたのですが、このチャン・エスプレッソ、食事よりもデザートのほうが合うんじゃないでしょうか?
それも、コーヒーと相性バッチリのチョコ系よりも、苺のショートケーキのような生クリーム系のスイーツと合わせるほうが良さそうな気がします。
そう考えると、このチャン・エスプレッソは家で飲んだりするのではなく、カフェなんかのメニューにあると嬉しい人も多いかも。
カフェでアルコールを飲みたいが、せっかくなのでケーキなんかも食べたい…。なんてシチュエーションこそ、チャン・エスプレッソのようなビールの存在意義が発揮されるんじゃないかなぁ。
ただそうなるとやっぱり問題なのが、チャン・エスプレッソのようなコーヒー入りビールが市場に根付くかどうかですよね。
先ほどのタチバナさんもこう仰っています。
炭酸コーヒーが日本(タチバナさん?)に根づくまで四半世紀。
果たして、コーヒー入りビールはタイ人に受け入れられるのでしょうか。
チャン・エスプレッソは「あり」か「なし」か?
ぜひご自分でお試しください。
今日もごちそうさまでした。