(Rain Hill)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
日本は年末年始並みの寒波に襲われているようですが,皆さんお元気でしょうか?
そんな中でもここタイの日中気温は毎日30度を軽く超える日がずっと続いています。
そうは言ってもさすがに朝晩は涼しくなって,クーラーが無くても過ごせるようにはなっていますが,やはり日本との違いを意識せずにはいられません。
北風が冷たくなり,年の瀬の足音が忍び寄るようになってくると,一段と恋しくなるのが日本酒。ですよね。私だけでしょうか?
ところが,ここバンコクでは美味しい日本酒を見つけるのも一苦労。
日本食材を扱うスーパーなどに足を運んでも,置いてあるのは大手メーカーのお酒ばかり。
最近の日本酒ブームを支えている,「地方の美味しいお酒=地酒」なんかはやはり中々お目にすることはできません。
でも,バンコクに住んでいてもたまには美味しい日本酒を飲みたくなりますよね。
そんなあなたにおすすめなのがこちら。
SAKE FOREST@Rain Hillさんです。
場所はスクンビット47にあるコミュニティーモール,Rain Hillの2階になります。
Rain Hill正面のエレベーターで2階に上がり,すぐ右手にあるのがこちらのSAKE FOREST。
店内はこんな感じです。
明るくて広い店内は,酒屋さんとは思えないようなお洒落な内装になっています。
聞けば,SAKE FORESTさんは元々タニヤにお店を構えていて,ここレインヒルに新しく出店したの今月の15日。オープンほやほやなんですね。
いくらお洒落でキレイなお店でも,酒屋さんの善し悪しはやはり置いてあるお酒のラインナップ次第。
ところが,ここはその品揃えが一番すごいんです。
SAKE FORESTの驚きのラインナップ
まずはこちら。
こちらは今年のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のチャンピオン酒となった,南部美人の特別純米酒。
IWCの日本酒部門では,9つのカテゴリーごとに金・銀・銅の各メダルが与えられます。金メダルを獲得したお酒の中からさらに優れているものに「トロフィー」が与えられ,さらにそのトロフィー受賞酒で最も品質が高いと認められたお酒に「チャンピオン・サケ」の称号が贈られるんです。
つまりこの南部美人特別純米は,IWC2017に出展されたお酒の中の頂点というわけですね。
これだけではありません。
鍋島の各銘柄が揃い踏み。
そう言えば鍋島もIWC2011でチャンピオンに輝いたお酒でしたね。
それ以降人気が高まり,今では入手困難になってしまった蔵元の一つです。
日本でもなかなか手に入らない鍋島が,こんなに揃っているのにはビックリ。
他にも出羽桜や黒龍,五凛や天狗舞など,錚々たるラインナップ。
しかも特筆すべきは,そうした日本酒が全て冷蔵のショーケースに仕舞われていることです。
光と温度変化に敏感な日本酒は保存状態で味が大きく変わります。
年中暑いタイで,お店の中とは言え野ざらしのような状態で置かれている日本酒を見かけると悲しい気持ちになってしまいますが,こちらは商品の保管にもしっかり気を遣っているんですね。
欲を言えば,明るすぎる蛍光灯の光が気になりますが,これはまぁしょうがないですかね。
この日は残念ながらお酒が買えない時間での訪問だったため,手ぶらで帰ってしまうことになりましたが,バンコクでこんなにも品揃えがしっかりとした酒屋さんを見つけることが出来たのは大きな収穫でした。
これから試飲や利き酒会など,色々なイベントも積極的に仕掛けていくそうです。
詳しくは SAKE FORESTさんのFacebook などでチェックしてみてください。
タイで迎える初めての年末年始。
とりあえず日本酒をどこで買えば良いのか悩む必要はなくなりました。
今度はどの日本酒を買うか,頭を悩ませる事になりそうですが。
今日もごちそうさまでした。
って何も食べていない…。また次回。