こんにちは、タイの晩ごはんです。
気がつけば12月も半ばを過ぎて、年越しへのカウントダウンが始まっていますね。
今月は前半に色々忙しくてブログの更新もままなりませんでしたが、このままなし崩し的に新年を迎えることになりそうです。
バンコクは12月といっても街並みに年末の慌ただしさを特別感じるようなこともなく、ごくごく日常の風が流れています。
12月~2月ごろのバンコクは乾季で気温もあまり上がらず空気も乾燥しているため、1年で一番過ごしやすい時期。
ただし、毎年この時期問題になるPM2.5による大気汚染は今年も変わらないようなので、年末年始の休暇でバンコクに来られる方はマスクをお忘れなく。
バンコクのリアルタイム大気汚染指数(AQI)を確認するには、こちらのサイトが便利です。
バンコク大気汚染:リアルタイムPM2.5大気汚染指数(AQI)
さて、そんなバンコクのコンビニでビールの陳列棚を覗くと、見慣れない銘柄を発見。
それにしても、バンコクもクラフトビール系の銘柄がすっかり定着してきましたね。
タイの最新ビール事情については、ぜひこちらの記事もご覧ください。
上の写真の一番右下、黄色いパッケージのビールが本日の主役です。
タイのビール会社最大手、シンハー社が出している「Uビール」の新シリーズ、「MAIZE BEER」です。
Uビールはフルーティな香りと軽いのどごしが特徴的な、私もタイのビールの中ではお気に入りの銘柄の一つ。
そんなUビールと同じく、真っ黄色なパッケージングのMAIZE BEERですが、それより印象的なのが、大きく「KORN」と書かれたロゴと、トウモロコシのデザイン。
そう、MAIZE BEERはトウモロコシを主原料とした『コーンビール』なんです。
「Maize」自体がイギリス英語で「とうもろこし」なわけですからね。
日本のビールでも、麦芽以外にトウモロコシやコーンスターチを副原料として用いているものは多いですから、もともとトウモロコシとビールの相性は悪くないのかもしれません。
でもこれまで日本では、コーンビールって見たことも聞いたこともありませんでした。
実際、今回が初めてのコーンビール体験です。
どんな味がするのか、早速いただいてみましょう。
色合いは普通のビールよりも薄めで、それこそトウモロコシを思わせる輝き。
一口ビールを口に含むと、トウモロコシの香りがじわじわと広がってきます。
あ、これ本当にトウモロコシのビールなんだなぁ。というのが正直な感想。
ボディは柔らかめで、苦味もほとんどありません。
確かにのどごしはビールなんですが、普段飲んでいるビールとの違いをはっきりと主張しています。
これはもう、コーンビールという別の飲み物と捉えたほうが良いかもしれません。
生まれてはじめて口にするビールを「美味しい!」と感じない人が多いのと同じく、このMAIZE BEERも初見で手放しに絶賛できるものではありませんが、飲み続けていくうちに病みつきになる…のかな?
ともあれ、ちょっと変わったビールを飲んでみたい、という人にはぜひ一度お試しいただきたいですね。
本日のMAIZE BEERに合わせたおつまみはこちら。
今日は妻が出かけていて不在のため、近くのタラート(市場)で購入したものを並べたスペシャル・プレートです。
一番底にタイオムレツ、そしてタイソーセージ、トウモロコシ、豚のBBQというラインナップ。
特に豚のBBQはすっかりハマってしまって、絶賛ヘビーローテーション中です。
このタラートとその屋台については、こちらの記事を参照ください。
にんにくのしっかり効いたソーセージと豚のBBQがビールに合わないはずがありません。
塩味がしっかりついたタイオムレツもおつまみにピッタリ。
コーンビールに最適と思われたトウモロコシが、MAIZE BEERとの相性がイマイチだったのが意外でした。白米と日本酒が合わないのと同じなのかな?
調べてみると、コーンビールはトウモロコシの起源であるアンデス山脈地方で昔から飲まれている、トウモロコシを発酵させたお酒「チシャ」が基になっているようです。
現地に行くと、様々な種類のコーンビールが飲まれているようですね。
ということはやはり、我々が普段飲みなれているビールとは別系統のアルコールと捉えるのが正解なのでしょう。
日本ではほとんど味わうことの出来ないコーンビールが、ここバンコクで受け入れられるのか?
引き続きチェックしてみたいと思います。
今日もごちそうさまでした。