こんにちは、タイの晩ごはんです。
コロナ騒動で牛肉の値段が安くなっているようです。
新型コロナウイルスの感染拡大が、県内で生産される農畜産物にも影響を広げている。感染拡大によるイベント自粛や一斉休校、外食需要の減少で花きや牛肉を中心に価格の下落が止まらず、生産者の経営を圧迫する。関係者からは「先行きが見えない」とため息が漏れる。
この状況はタイ・バンコクにも見られるようです。
というのも、先日訪れたフジスーパーのお肉売り場を見てみると、たしかに牛肉が安くなっている様子。
牛肉を食べる文化がないタイでは平時でも牛肉価格が高いため、我が家でも普段は豚肉や鶏肉を食べることが多いんですが、こういうことなら話は違います。
安くなった牛肉を買って家で調理して、ほんの少しでも畜産家のお役に立てればお互いにWin-Winですもんね。
バンコクでも外出の機会は限られているので、家で美味しい食事をいただくのがストレス解消にもつながります。
牛肉料理の定番といえば、やはりステーキ。
とはいえ、家でステーキを上手に焼くのはなかなか大変です。
いろいろ試行錯誤した結果、我が家ではグルメ漫画の王道、「美味しんぼ」で紹介されたステーキの焼き方に落ち着いています。
ポイントは強火で肉の両面を焼いて肉汁を閉じ込め、ぬれ布巾で熱を取ったフライパンにフタをして、弱火でじっくり火を入れること。
マンガでは肉の焼き上がり加減を音で判断していましたがそれはちょっと難しいので、お肉の表面を指でつついて確かめましょう。
親指と人差指で輪を作って、親指の付け根の部分を指で押した時の触感が、ちょうどレアの焼き上がりに相当します。親指と中指ならミディアム、親指と薬指ならウェルダンといった具合。
もう一つ、とても大切な要素が、肉は必ず常温に戻しておくこと。
牛肉が冷たい状態で焼き始めると、どんなに気をつけても肉汁が出てしまって美味しく焼き上がりません。
それでは、上記のやり方でステーキを焼いた本日の晩ごはんです。
付け合せはサラダと冷凍のピザ。
上手にレアに焼き上がりました。
粗熱を取ったフライパンで弱火の蒸し焼きにすることによって、レアだけど半生ではない状態。美味しくステーキが焼き上がります。
和牛の霜降り肉なら塩コショウだけで十分ですが、今回のはオージービーフのランプ肉。赤身のサッパリとした部位で、肉本来の美味しさが楽しめます。こういうお肉の場合はソースがあるといいですね。
もちろん市販のステーキソースでも良いんですが、お肉を焼いたあとのフライパンにバターをひとかけ、ワインとお醤油それぞれ大さじ一を足して、フライパンのそこに残った肉の旨味をこそげ取るようにして少し煮詰めると、美味しいソースが出来上がります。
このステーキ用ランプ牛が100B（≒¥350）。
外で食べるといい値段がするステーキも、家ならこんなに安く食べられます。
ポイントだけしっかり押さえてお肉を焼けば、外で食べるのとそれほど変わらない美味しいステーキが家で食べられるので良いですよね。
コロナで皆さん大変だと思いますが、せめて家の中で美味しい食事をいただいて、この時期を乗り切っていきましょう！
今日もごちそうさまでした。
