こんにちは、生ハム大好きタイの晩ごはんです。
生ハム、美味しいですよね。生ハムとチーズとワインがあれば、ほかに何も要らないくらい好き。
ただ、そんな生ハムでも食べ切れなくて余ってしまうことがあります。
たとえば、こんな生ハムの場合。
これは日本で一般的な生ハムのパッケージ。
原材料を見てみると、水飴を始めとした様々な添加物を使って加工されていることが分かります。
しかし本来、生ハムは豚もも肉の塊に塩をまぶして乾燥・長期熟成させたもの。
正統的な生ハムである、スペインのハモン・セラーノの原材料と比較してみましょう。
(画像が荒くてスミマセン)
ハモン・セラーノには発色剤(硝酸カリウム)こそ使われていますが、これは食中毒の原因となるボツリヌス菌を防ぐため。
やはり基本的には、豚もも肉と塩しか使われていないわけです。
生の豚もも肉に塩をしっかりまぶして、風当たりのいい場所で自然に委ねながらゆっくり、じっくり熟成させていく。そうして生ハムはできるわけですが、どうしても時間とコストがかかってしまう。
そのため様々な手を使って加工した、お手軽な生ハムが流通しているわけです。
お手頃価格で生ハムがいただけるのは良いんですが、やはりハモン・セラーノやプロシュートなどの本格的な生ハムと比べると味わいはグッと落ちてしまう。
というわけで、大好きなはずの生ハムも残ってしまうことがあるわけです。
そんな、ちょっとイマイチな生ハムを美味しくいただく一つの方法がこちら。
生ハムのユッケ風です。
作り方はものすごく簡単。
生ハムをなるべく細かくみじん切りにして、卵黄を乗っける。黒胡椒をガリガリ挽いて、ネギとゴマを散らす。最後にごま油を上からタラタラと足らしたら完成。
生ハム自体に塩味がしっかりついているので、味付けも特に必要ありません。
卵黄とごま油の風味が生ハムを包み込み、イマイチな生ハムでもワンランク上の美味しさに引き上げてくれます。
馬肉のユッケも大好物なんですが、馬肉もお高い。でも、この生ハムユッケならば、お手軽に生肉のユッケを楽しめます。
ビールにもワインにも、そして焼酎や日本酒にもバッチリと合う万能おつまみ。
冷蔵庫にちょっとカピカピになりかけの余った生ハムがありましたら、ぜひ一度お試しください。
今日もごちそうさまでした。