こんにちは、タイの晩ごはんです。
雨季に入ったタイは、今がまさにトロピカルフルーツの旬でもあります。
タイ人が目の色を変えるドリアンの他に、マンゴーやマンゴスチンなども今が最盛期。
そんなタイのフルーツの中でも、特別に美味しいものを見つけてしまいました。
それが、ライチ。でも、ただのライチじゃないんです。
いつものローカルスーパーで買い物中、妻が興奮気味に話しかけてきました。
「ジャカパットがある!」
ジャカパット?
それって何?
©Disney
これは、「ジャバ・ザ・ハット」。
妻が手にしているのはライチ。なんだ、ライチじゃないかと思ったら、「ジャカパット」という品種なんだそうです。
あぁ、これがそうか。
タイでライチの産地として知られるパヤオに住んでいた友人が、他のライチには目もくれずにこのジャカパット品種だけを食べていた、という話を聞いていたのです。
どれどれ、では試してみましょうか。
こちらがそのジャカパット。
ひと目見て違いが分かるのが、その大きさ。
一粒一粒が大きいんですよ。
皮を剥いてみても、その大きさは変わらず。
ライチを紹介した以前の記事の写真と比べると、一目瞭然。
一回りから二回りほどは大きいでしょうか?
「ジャカパット」は、タイ語で「皇帝」という意味なんだそうです。
まさにライチの王様の名にふさわしい、威風堂々たる姿。
なんだ、やっぱりジャバ・ザ・ハットで正しかったんじゃない?
…ジャバ様の話は置いといて。
肝心の味ですが。
これが!
すごい!!
めっちゃ美味い!!!
なんだこれ?
甘みと酸味が強烈で、とても同じライチとは思えない。
フルーツはただ甘いだけじゃだめで、酸味もないと味がだらけてしまう。でも、酸味が強いと酸っぱいだけになってしまう。そのバランスが重要なんですが、このジャカパットは甘みも酸味のバランスがちょうどよく、しかもそれぞれの味わいが強い。結果として、非常に鮮烈な美味しさになっています。
もちろん、普通のライチも十分に美味しいんですが、このジャカパットの美味しさはちょっと飛び抜けている。ビックリするほどの美味しさとは、まさにこのこと。
もう、普通のライチには戻れないなぁ…。
今回購入したジャカパットは、一房53B(≒¥180)。普通のライチと比べるとちょっと高いかな?くらいで、全然安いですよね。
しかもライチの一番の不満点である、果肉の少なさもジャカパットは解消してくれる。
ライチは種が大きくて果肉が少ないので、食べごたえが物足りないんですよね。
ところがこのジャカパットは粒が大きい分、果肉も多く、満足感が非常に高い。
ジャカパット、めっちゃおすすめです。
ライチは風味が落ちるのが非常に早い。
実際、残ったジャカパットを翌日食べてみると、その鮮烈な味わいが消えてしまっていました。
もぎたてを、その日の中に食べるのが鉄則です。
日本で見かけるライチは99%冷凍品なので、この生のジャカパットの美味しさは味わうのは非常に難しい。
ぜひこのジャカパットの美味しさを味わいに、タイにお越しください!
今日もごちそうさまでした。